『インドネシア・スマトラ沖地震TDMAT活動報告1229(2)』

2004年12月29日

28日 17:55
タイへの先遣隊、18:10にバンコクに到着。先遣隊一行はすぐに国内線に乗り換え、プーケットに向かう。先遣隊が、プーケットの被災状況を実際に確認するのは、日本時間で22:00以降になる見通し。 インドネシア沖地震では、各国合わせて犠牲者の数は40,000人以上に達するもよう。タイ国内では4,000人が負傷、1,000人が行方不明となっている。

28日 23:20
TDMAT先遣隊よりプーケット現地状況の第一報あり。

  • ライフラインは問題なし。
  • 空港・交通・食事・宿泊に関して、市内は問題なし。海岸線沿いについては建物の崩壊が目立っている。海岸線のホテルが被災したため、市内中心部のホテルが混雑している。
  • プーケットの地元の病院関係者と会って、情報収集を行う。地元関係者によれば、「タンバー」という名の海岸沿いの県で、被害が大きい、ということだった。一部医療施設の被害も発生している。

明日は、そのタンバーに、先遣隊の一部を派遣し、被災状況を確認する。

今後の医療活動のために、第一陣として、2チームの派遣を決定。福岡チーム(医師、薬剤師、看護師、事務員)、茅ヶ崎チーム(薬剤師、看護師、事務員)を明日、現地に向けて出発して頂きたい旨を各施設担当者に連絡した。

現在、TDMAT先遣隊は市内のホテルに宿泊。現地入り第一日目を終えた。

28日 23:45
TDMAT事務局より、外務省法人安全課(国内)に邦人の医療環境を打診したところ、

  • プーケットでの邦人に対する医療援助の必要性は、現在のところ低く、
  • 今後必要性があれば、TDMATに依頼することもあり得る、との回答を得た。