『インドネシア・スマトラ沖地震TDMAT活動報告0110(1)』

2005年01月10日

09日 午前
モルジィブ先遣隊からの報告
先遣隊メンバーは、福島 安義医師(専務理事)、若宮 清(徳洲会顧問)に、スリランカ先遣隊の、田川豊秋医師(喜界病院)、平 榮光(徳洲会顧問)、新井 秀樹(千葉病院)が加わり、5名で情報収集と行政との折衝を行っている。

9日は、モルジィブに、国連のアナン事務総長や、世界銀行頭取、中国の副首相など要人が訪れる中での視察活動であり、モルジィブ外務省担当者も、徳洲会の視察に協力的であった。

このような慌しい中、外務省局長が対応頂き、通産省の担当者や、この災害支援の担当者などと面談し、モルジィブ国内の主要な医療施設の視察を行なうこととなった。

明日は、国内の地域基幹病院を視察する予定(6つの州にある6つの基幹病院)。

09日 20:00
インドネシア バンダアチェへの医療支援第一陣が東京本部に集合しオリエンテーションが行なわれた。

医師 橋爪 慶人 岸和田徳洲会病院
医師 松尾 敏明 加計呂麻徳洲会診療所
医師 渥美 智晶 湘南鎌倉総合病院
薬剤師 古瀬 英司 大和徳洲会病院
看護師 奈良 学 湘南鎌倉総合病院
看護師 渡辺 祐二 葉山ハートセンター
管理栄養士 赤尾 正 松原徳洲会病院
調理師 松本 学 札幌徳洲会病院
事務 薄井 丈晴 千葉西総合病院

* 昨日の経過報告を訂正し、9名となります。

  1. インドネシアでの社会情勢、生活環境、入国手続きなど [中村医師]
  2. バンダアチェの被害状況と、現在の医療支援体制など [橋爪医師]
  3. 東南アジアでの感染症と、防御対策について [松尾医師]

現地での予定に関しては、特に変更はありません。

今回のチームの携行品として、発電機(約2000W出力)1台、血圧計・パルスオキシメーター・簡易心電図計・聴診器などの診療器材、医薬品約200Kg、医療消耗品約200Kg、その他家電や身の回りの物品を準備しています。