『パキスタン北部地震災害 TDMAT活動報告 第07報』

2005年10月21日 21:00 本体出発

【本部報告】
 本部事務局:中村燈喜、菅谷

前日(10月20日)より
本隊メンバーの確定と環境整備、ブリーフィングなどの資料作成
8:30 本隊メンバー三々五々、東京本部に集合。ブリーフィング。

松本 学 33歳 札幌徳洲会病院 調理師
伊達 由和 31歳 大隅鹿屋病院 ER、看護師
浅井 正大 69歳 湘南鎌倉総合病院 整形外科医
渥美 智晶 29歳 茅ヶ崎徳洲会総合病院(現:湘南藤沢徳洲会病院) 外科医、SSA

パキスタン航空のチケットがぎりぎりまで取れず、在日パキスタン大使館経由で航空券を確保。

11:00 事務局スタッフともに本部出発。成田に12:30到着
VISA無し渡航に対して災害援助の場合VISA無しで良いとの政府発表であった。

現地先遣隊からの報告
イスラマバード
橋爪先生より11月21日Mansehra の District Headquarter Hospital で明日 からの活動を確認、また、宿泊場所を整備する。
地元の Mansehra Hotel を訪問Japan Platform やピースボートの日本人メンバーや UNが滞在していたので活動することを報告明日(22日夕)からの UN Meeting に参加することにDistrict Headquarter Hospital

マンセラ県立病院明日からの活動について
Dr Muhammad Zaheen が対応。手術室の責任者(Dr)に明日から 4名のスタッフが当地に滞在、医療活動を始める旨説明する。手術中であったため、簡単な挨拶で終了。Welomeといわれる。

滞在場所
現在建築中の建物(医師の宿舎)の中にスペースを提供してもらう。建築労働者も同じ建物に居住している。

Mansehra Hotel
UNセンター、Japan Platform と ピースボートの活動拠点
UNのセンターには、われわれの活動を報告メンバーの氏名を提出する。
UNMeetingを毎夕19:30に行っており、明日から参加することになる。
Japan Platform では事務局長の高松幸司さん
ピースボートはカド脇哲太郎他1名挨拶

Cox&Kings社長(Sajjad Shah)からの情報
先日報告した災害対応5大臣がMansehraに滞在中。
政府が Besham (Mansehra 北150Kmの町、Mansehraから車で2時間半)のホテル内に災害用臨時病院を立ち上げ中で、医療スタッフが足らなく探しているとのこと。
Sajjad Shah 氏が5大臣のチームのアドバイザーでもあり、5大臣に徳洲会の活動をお伝えしていて、明日時間が取れれば打ち合わせをすることになる。

→明日、協力要請が正式にあれば明後日に橋爪・萩原でBesham を視察予定。

これからと明日の予定
[本日の予定]
生活物資の買出しおよび本隊の迎え
本隊は21:05着予定で、税関の手前でCox&Kingsの通訳が迎えに入る
到着後ミーティング予定。

[明日の予定]
07:30 HolidayInn 出発
浅井医師、渥美医師、伊達看護師は District Headquarter Hospital直行、活動に入る。

橋爪、松本調理師は、製薬会社と9時に訪問し薬剤リストおよび他 の医療物品の購入先を紹介してもうとともに医療物資の提供を依頼する。
その後、買出しをした後、にDistrict Headquarter Hospital に向かう。

他被害が甚大(飛島建設の方の話では町が崩壊している)Balakot をできるだけ早いうちに4名も含めて視察したい。交代でも一度見ておくのがいいかと考えています。

追記
私たちの活動が現地のニュースで放送されました。日本の救援医療チーム2名が来て、 明日にはもっとスタッフが入ってくるというようなことだったようです。(^_^;)