【 平成18年5月29日 13:00 】

第1陣は、デンパサール国際空港(バリ島)から、ジョグジャカルタ空港移動の予定を、ソロ空港(ジョグジャカルタ北東部に位置)に目的地を変更し、5月29日早朝に出発した。
タバナン県立病院サンジャナ院長も同行。

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ソロ空港より、タバナン県立病院災害医療チーム車輌で、ジョグジャカルタに移動。
道路は舗装されている。ソロから、ジョグジャカルタ移動途中の信号はついている。
携帯電話も使用出来る。

ジョグジャカルタに到着

バントゥル17地区の負傷者の状況(現地関係者からの情報)

死亡者:3082名
重傷者:1907名
中等度:1721名
建物全壊:3866件

在インドネシア日本大使館関係者と面談。
日本の医療機関では、徳洲会グループの災害医療チームが最初に現地入りしたとのこと。
情報収集と、徳洲会グループの医療活動内容を伝える。

バントゥル病院での医療現状

病床数150床。公的な病院(県立病院 正式名称は不明)
負傷者が廊下、玄関、地べたにあふれている状況。
昨日だけで、1500名以上の負傷者、600名以上が入院(継続治療)必用。
屋外で、点滴・シーネ固定などの処置を行っているが、創傷処置など外科処置に関しては、不十分な状況。小さな手術しか対応できていない。
医療スタッフ・医療物資は不足している。
国際的な医療チームは見かけない。ジャカルタの医療機関に対して、医療スタッフの供給を依頼し、間もなく到着予定⇒今後整いつつある。
現地の医療スタッフより「前回のスマトラ沖地震の経験から、政府や医療機関の対応が早くなっている・・・」とのことです。

地域の情報

家屋の倒壊多数。道路は車で混んでいる状態。
信号ついている。一部電気は復旧している模様。その他のライフラインに関しては未確認。

*一部新聞で、災害医療活動を展開するTMAT(東京)がNGOとして現地に向け出発したと報じられました。

東京本部内、災害医療活動チーム中村 燈喜 医師 共愛会病院
森 孝 TMAT事務局
吉 紀三 看護師 ㈱徳洲会

(文責 事務局 ㈱徳洲会 吉 紀三)