先遣隊の行動

在ドミニカ日本大使館を訪問後、橋爪医師、萩原コーディネーターは、 ドミニカ人ガイド(現地医学部教授)と共に、陸路Jimaniヒマニに移動。

ヒマニ(Jimani)は、ハイチとの国境の街で、首都のサントドミンゴから 約280km(約6時間)の移動距離にある人口は約1万1千人。
在ドミニカ日本大使館からの情報では、元来、医療資源は乏しく、 貧困の街とのこと。

Jimaniヒマニには、各国の支援物資を持ち込んだ支援団体が集結し、 順次ハイチ国内に届けられている。
ドミニカ側の国境警備が強化されており、ドミニカ側からハイチへの移動は スムーズとの情報。

現地での情報収集の結果、「MERENCIANO病院」という病院に、国境を越えて 多数の傷病者が運ばれ殺到している状況。
60少程度の小規模病院ではあるが、600名を超える患者がおり、現在も続々と増えている。

病院で支援にあたっていたドミニカの厚生副大臣および現地医療スタッフとの折衝により、カウンターパートとして医療活動を行うことを要請され、本隊を派遣することを決定する

ドミニカ側の国境警備が強化されており、ドミニカ側からハイチへの移動は可能との情報を得たため、明日ハイチを視察する予定となった。

TMAT本部活動

支援物資: 昨日深夜から、TMAT医療物資備蓄基地である四街道徳洲会病院では、資料支援物資の梱包作業を行った。民間航空機を利用した移動となり、支援物資の重量も限られています。現段階では、約400kgの医薬品・医療消耗品の支援を準備しています。
本隊派遣: 日本時間6時43分頃、ヒマニでの情報収集の速報を受け、医療支援の必要性を確認。日本時間 7時00分。NPO TMATコアメンバーに情報伝達。情報を分析・協議した結果、医療支援が必要と判断。日本時間 7時30分 医療法人徳洲会東京本部にて、幹部報告。医療支援チーム本隊の派遣が決定される。
事務局 : 参加者申し込みを集計。日本時間16時30分 第一陣メンバー構成が決定される。

☆日本時間12時の参加者募集締め切りまでに多数のお申し込みを頂き、深く感謝致します。
追加派遣も視野に、今後も引き続き、希望者を募り、申込書のご提出お願い申し上げます。

☆本隊の活動日程に関しては、現地の状況により変化致します。各施設におかれましては、柔軟な対応をお願致します。

本部事務局原野 和芳(四街道徳洲会病院 院長 NPO法人TMAT監事 TMATベーシックコースディレクター)
清水 一起(東京西徳洲会病院 医師 TMATベーシックコースチューター)
野口 幸洋(四街道徳洲会病院 管理栄養士 TMATベーシックコースチューター)

(文責:TMAT事務局 野口 幸洋)