3月9日(現地時間)

本日も8:30より診療を開始し、AM12:00に終了した。
内科系の疾患患者が大部分で、TMATチームは主として外来を担当した。

また、本日は3件の手術(デブリートメント、アッぺ、腸閉塞)が実施されており、高力医師と河内隊長(内1件)が手術に立ち会った。

16:00頃、サンファン病院にアルゼンチンJICA事務所の担当者(日本人)が訪問、状況視察を行っていった。各地を訪問、視察をしてきたようで、現状大きな医療ニーズはないとの見解であった。

また、徳洲会グループ南米担当顧問佐藤耕造医師がTMATチームに合流した。

[診療内訳]

男性41名 女性49名 計90名
外科6件 内科76件 小児科8件
(10代未満11名 10代9名 20代14名 30代9名 40代11名 50代12名 60代12名 70代12名)

[視察]

16:00頃より河内隊長と佐藤医師、佐藤コーディネーターは他地域の視察に向かい、カウケネスより海外沿いにある「チャンコ」と「ペリュウエ」という街を訪問した。

チャンコ
32床の病院を訪問し、現在は17人が入院しており外傷患者はおらず、非常に追いついた状態で医療ニーズはないとのことであった。また、この街にはベネズエラ、メキシコ、アルゼンチン(訪問日に撤収)、チリのレスキューチームが活動を行っていた。

ペリュウエ
サンチアゴの医学生(3名程度)が中心となりモバイルクリニックを立ち上げていた。日中は30名程度の患者が来院するとのことであるが、混乱している状態ではない。

カウケネスより北西へ20km程度離れた街「チャンコ」「ペリュウエ」を視察

カウケネスより北西へ20km程度離れた街
「チャンコ」「ペリュウエ」を視察

事務局担当橋爪 慶人 岸和田徳洲会病院 医師 TMAT理事
原野 和芳 四街道徳洲会病院 院長 TMAT監事
野口 幸洋 四街道徳洲会病院 管理栄養士 TMATベーシックコースサブチューター

(文責 事務局 野口 幸洋)