西日本豪雨災害
TMAT災害医療活動報告

平成 30 年 7 月 20 日 23:00

第12報

7 月 20 日
8:00 頃
岡田小学校避難所関係者による定時ミーティングにて、坂元医師から20 日本日 TMAT が撤収する旨と、今後の医療調整本部(KuraDRO) が考えている医療支援体制について報告した。また、この日から避難所本部が職員室からパソコンルームに移動。(TMAT が避難部屋の調整を支援し、生徒の学習ルームの確保、避難所本部の移転を実施)。

9:00 頃
倉敷保健所で行われる医療ミーティング(KuraDRO)に浦部医師と野口事務局が出席。23 日から保険診療が再開されている病院・クリニックへの避難所巡回バスの運行が決定したことと、同 23 日をもって災害処方箋の運用を終了することが伝えられた。各避難所の診療報告分析悔過から、災害関連疾患以外(既往疾患の定期処方依頼など) が大半を占めてきていることが報告された。なお、この日昼からKuraDRO 本部が倉敷市保健所から備中保健所へ移転することとなった。
また、このミーティングの最後に KuraDRO 本部から本日活動最終日となる TMAT の挨拶を促され、野口から全体への挨拶を行った。

9:30 頃
午前中のみ診療実施。本日は岡山赤十字病院と合同。また、看護師チームは最後の避難所巡回を実施した。

11:30 頃
診療終了。本日は 3 名(内科1名、外科 2 名)であった。

12:00 頃
避難所を統括していた倉敷市職員と岡田小学校校長、同行養護教諭に活動終了の挨拶を行った。また、今回の活動報告、TMAT 参加スタッフリスト、診療リストを手渡した。倉敷市職員と養護教諭から
「TMAT が来てくれて本当に助かりました。感謝しています」、涙ながらに深々と頭を下げられ、感謝のお言葉を頂いた。

15:00 頃
KuraDRO 本部(備中保健所)を訪問。活動報告、TMAT 参加スタッフリスト、診療数報告と今後の連絡先を伝えた。同本部にいる日本赤十字統括医師から、「TMAT にはとても助けられた。ありがとうございました。」と感謝のお言葉を頂いた。

16:30 頃
第 2 陣メンバーが岡山駅にて解散。各所属機関への帰路についた。

これをもちまして、2018 年西日本豪雨災害支援活動を終了いたします。ご協力頂きました医療機関の皆様、またご支援頂きました皆様、誠にありがとうごいました。今後とも TMAT に対するご支援ご協力何卒よろしくお願いいたします。

20180720

倉敷市職員、岡田小学校養護教諭と。現場との密な連携で信頼関係構築。

事務局担当
野口 幸洋 (NPO法人TMAT/ 一般社団法人徳洲会東京本部)

(文責 事務局 野口 幸洋)
【西日本豪雨災害】活動報告第12報PDF