10月26日(水)

10:30頃
トルコ地震での死者が450名を超えたとの報道が流れた。

11:00頃(現地時間5:00頃)
先遣隊と本隊が合流したTMATチーム8名は宿舎を出発して被災地のヴァンへ向かう為、イスタンブール空港に到着した。メンバー8名の健康状態は良好とのこと。

13:15(現地時間7:15)
一行はヴァンへ出発して15:15(現地時間9:15)到着予定であったが、飛行機の積荷作業の遅れがあり16:15(現地時間10:15)に到着となった。 その後物資を無事に受け取り、マイクロバスにてヴァン市役所へ出発した。市役所にて現地コーディネーター(市役所職員)と合流予定。ヴァン市内に地震の被害は見られず、気温は比較的温暖で宿泊・物資購入に関しても問題はないとのこと。

18:00頃(現地時間12:00頃)
ヴァン市役所に到着して予定していた職員と合流した。当初は市役所職員の方がコーディネーターの予定であったが、ヴァン市長自ら対応して下さることになった。インマルサット・イリジウム(衛生電話)の試験を兼ねてTMAT事務局へ定時連絡があり結果は感度良好であった。

19:00頃(現地時間13:00頃)
ヴァン市長より市内のメディカルパークホスピタル(現地民間病院)に被災地域のエルジシュから多数の患者が運び込まれているとの事であった。その為メディカルパークホスピタルにて状況を確認する為、院長と面談する方針に決定。本日は被災地域に入らない可能性も浮上。

メディカルパークホスピタル外観

メディカルパークホスピタル外観

19:30頃(現地時間13:30頃)
メディカルパークホスピタル院長と面談。現時点で忙しさはあるが、診療科は充実している。災害医療という観点であれば被災地を見てきてはどうかとの事。病院支援は行わず情報収集のためエルジシュに唯一存在する病院に向けて出発した。

メディカルパークホスピタル医師と面談

メディカルパークホスピタル医師と面談

22:00頃(現地時間16:00頃)
エルジシュに到着。街の様子は倒壊家屋も見られテントを求める人々が長蛇の列を成していた。目標としていた病院は閉鎖されており、近隣の体育館を救護所として既にイスタンブールの国立医療援助チームが活動し、トルコ国内の迅速な対応によって救急車も充足している模様。本日はヴァンへ一旦戻り、明日改めて被災地域周辺の小集落の医療必要度の調査に向かう予定。

集結したトルコの救急車

集結したトルコの救急車

文責 TMAT事務局 斎藤一真