【 平成18年5月29日 19:00 】

バントゥルでの医療活動開始
タバナン県立病院医療スタッフが活動している、パントゥル地区の仮設診療所(現地の医療機関)を使用し、診療を開始した。
外傷の負傷者は多数。

主な症例:頭部の坐滅創、開放創⇒洗浄、消毒、縫合などの処置
河内医師、村山医師、荒尾看護師が診療部門を担当。

*元来の用途は不明であるが、診療所として使用していた施設を使用。小さな手術が出来る器材が揃っている。この建物は倒壊の恐れなし。重傷者は、ジョグジャカルタの医療機関に搬送している。

生活環境
電気は復旧している。水道も使用できる状態。
食事は炊き出しによるもの(但し不衛生な食事である)
トイレはインドネシア式トイレが使用可能(水洗)
周辺の家屋は壊滅状態である。
地域の衛生状態は特に目立ったものはない。

*ジャカルタにて、通訳を確保。近日中に合流予定。

事務局より
現地に向け、テント一式(仮設診療所に使用できる大型テント3張)、隊員用の食料としてのα米など非常食を現地向け発送準備行っております。

*今後の医療活動内容・期間に関しては、今晩のミーティングで情報交換し、徳洲会グループ幹部に報告。方針を決定致します。

東京本部内、災害医療活動チーム中村 燈喜 医師 共愛会病院
森 孝 TMAT事務局
吉 紀三 看護師 ㈱徳洲会

(文責 事務局 ㈱徳洲会 吉 紀三)