【 平成20年05月16日 22:00 】

5月12日(月)

中国の西部で、現地時間14時28分、マグニチュード7.8の地震が発生。死傷者多数と報じられた。

基礎データ
震源は成都の西北西約90キロ
深さ10キロ
汶川県(ブンセン県)
  • 人口:10万6119人
  • 面積:4084平方メートル(長崎県くらい)
  • 標高:1326メートル
  • 成都から北西へ約150キロ

(出展:アサヒコム)

(出展:アサヒコム)



TMAT事務局はすぐに情報収集を開始。徳洲会と縁の深い中国の精華大学や中国協和大学、徳洲会の上海事務所などに問い合わせるも、被災地の様子はつかめず。

成都のホテル、空港は営業しているとわかる。

19:00頃

107人の死亡確認と報道。

22:30頃

死者5000人と発表され、被害拡大が見込まれる。先遣隊派遣を視野にいれた協議が行われる。

5月13日(火)

01:00頃

死者8700人超、負傷者1万人と報道。

11:00頃

中国衛生局(厚生労働省にあたる)に医療援助の申し出を行う。

18:00頃

死者が1万1921人に上ると発表。外国からの援助受入れには感謝するが、受入れは安全の確認が出来ないために行わないとのこと。
徳洲会グループは、中国衛生局の指示、支援要請をもって活動することとし、先遣隊派遣を見送る決定とする。

5月14日(水)

16:00頃

外務省中国課より、日本からの災害支援申し出にたいしては丁寧な感謝の挨拶が外務省に入っている、必要な場合には日本救援隊を最優先して受け入れを表明する、余震、雨、インフラの不備などのために外国からの救援隊の入国は見合わせていただきたい、との情報を得る。

5月15日(木)

13:00頃

日本政府に中国政府から救援隊派遣要請が出される。

16:00頃

上記を受け、先遣隊派遣が決定。

19:00

CA168便にて出発、22:00に北京に到着。北京の華僑大厦 Prime Hotel Beijingに1泊。翌16日に成都へ向けて出発予定。

【先遣隊メンバー】

隊長 原野 和芳 (四街道徳洲会病院 院長) NPO TMAT監事、TMATベーシックコースディレクター
野口 幸洋 (四街道徳洲会病院 管理栄養士) TMATアドバンスコースプロバイダー
近藤 英子 (徳洲会 東京本部 中国担当)

5月16日(金)

08:00~

関係者面談

13:00

北京から成都へ向けて飛行機にて出発。

18:00

成都に到着し、被災地と病院の見学へ。

5月17日(土)の予定

被災地と現地の病院を訪問し、情報収集と活動場所の選定を行います。
東京本部内に、災害医療活動チーム事務局を設置致します。

事務局担当森 孝 (東京本部 NPO TMAT理事)
関口 弘美 (NPO TMAT事務局)
吉 紀三 (東京西徳洲会病院 看護師)

(文責 事務局 関口 弘美)