【 平成20年05月09日 03:00 】

TMAT緊急災害医療チームの先遣隊は、現地の被災状況調査の為、5月8日TG303便 バンコク7:50発 ヤンゴン8:45着で、ヤンゴン市内に入りました。

11:00頃

入管通過後、ミャンマーに入国
宿泊先で手配した送迎車両で、ホテルに向け移動する。

移動の車内から、市内の様子を視察した。
倒木は多数。倒木により破壊された家屋も多い。但し、サイクロン水害以前に破壊された家屋も多いとのこと。

11:30頃

電気や水道は使用出来る。飲用水は、ペットボトルで販売されているが、値段が高騰している。
治安の悪化も無く、ヤンゴン市内中心部の都市機能は維持されている様子。

2:00頃

昼食は、市内の飲食店で行った。
通常の営業であり、地元の方々も多数食事を取っていた。特に慌しい様子は見られない。

16:00頃

在ミャンマー日本大使館を訪問。
日本のNGOスタッフと面談。
現地で活動する日本人医師との面談。

[面談で得られた情報]

  • 被災者は寺院などに避難している。
  • 最大の被災地は、MYAUNGMYA(ミャウンミャ)という都市である。
  • 5月8日の日中には約3,000名の避難者数であったが、夜間になり、10,000名以上に膨れ上がった。
  • 医療チームはまったく活動していない。

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19:00頃

先遣隊ミーティング

  • 海外からの災害医療チームが到着できず、医療活動が行われている地域は殆ど存在しない。
  • ヤンゴン郊外の地域では、被災者が避難生活をしている。その数を示す詳細な情報はない。
  • 最大被災地の視察と情報収集が必要である。

これらの情報から、現地での医療需要は非常に高いと思われます。

現地での活動拠点と、環境が整い次第、医療チームの派遣を行うべく、準備を進めております。NPO TMATならびに、医療法人徳洲会から公募文書を提出させて頂きます。

東京本部内に、TMAT災害医療活動チーム事務局を設置致します。

5月8日の事務局担当橋爪 慶人 (岸和田徳洲会病院、NPO TMAT理事)
清水 一起 (東京西徳洲会病院)
関口 弘美 (NPO TMAT事務局)
吉 紀三 (東京西徳洲会病院 看護師)

(文責 事務局 吉 紀三)