3月5日(現地時間)
6:30頃
コンセプシオンの視察に向かっていた河内隊長含む3名がサンチアゴに到着。待機していた6名と合流し、ミーティングを今後の活動について検討、津波災害が報道されている地域の情報収集をすることとなる。
チーム全員で大型バスを利用、バスサンチアゴとコンセプシオンの中間地点の街タルカまで高速道路にて移動し、津波被害の大きかったコンスティトゥシオンへ向かう予定。
9:00頃
M6.6の余震が発生。震源地は2月27日地震発生時とほぼ同じ 位置である。移動中のチームとも連絡をとりあう。本部からは、この地震よる被害や津波の報道はないと連絡。
11:00頃
タルカに到着、高速道路を降り沿岸部に向けて引き続き移動を開始する。途中山があり道の状態は悪いものの、地震による被害は見受けられない。
13:00頃
コンスティトゥシオンに到着。津波により浜から30mほど内陸まで海の砂が来ている状態だが、大きな被害は見られない。 途中JICA先遣隊チームと出会い情報交換。さらに南下した場所に被害の大きな地域があるとのことである。
14:00頃
コンスティトゥシオン市内にある病院「Hospital De Constitucion」を視察。
外来患者はほとんどおらず、入院患者5名であった。
外来患者はほとんどおらず、入院患者5名であった。病院長の話によるとここでの医療ニーズはなく、震源地から近くコンスティトゥシオンよりさらに南下したカウケネスという街の病院が崩壊しており被害が大きいとの情報を得、カウケネスへ向かう。
18:00頃
カウケネスに到着。街では損壊の激しい建物が多くみられる。
この街の「Hospital San Juan Dios Cauquenes」病院を訪問し病院の幹部スタッフと情報収集をおこなう。
- もともと120床の病院だが地震による損壊により現在は40床程度の稼働
- 1日に120名程度の患者が来院している
- 病院側から、コンスタチオンなどニュースに出ている街に支援は行っているが、この街には医療支援は来ておらず「是非手伝ってほしい」との依頼があった
以上より、この病院をカウンターパートとして活動する事を決定した。また、宿営場所は病院敷地内の場所を与えられテントを張っての生活となる。
事務局担当橋爪 慶人 岸和田徳洲会病院 医師 TMAT理事
原野 和芳 四街道徳洲会病院 院長 TMAT監事
野口 幸洋 四街道徳洲会病院 管理栄養士 TMATベーシックコースサブチューター
(文責 事務局 野口 幸洋)