2023トルコ南東部地震 TMAT災害医療活動報告

2023年2月28日19:00

第21報

2月27日(以下現地時間)
7:00頃(以下現地時間)
第2陣9名、通訳3名、事務局野口は1台の車両にてアダナを出発。活動サイトのオスマニエバーチェに向かった。なお、活動メンバーの体調に大きな問題なし。

9:00頃~12:00頃

活動サイト(バーチェの病院内診療所)に到着。昨日に引き続き診療活動を開始。
本日は外科系12件、内科系0件、計12件の対応を行った。救急搬入、救急搬送はともに無し。

9:30 頃

當麻医師と事務局野口は活動サイトとなったBahçe Fizik Tedavi ve rehabilitasyon Hastanesiの病院院長とマネージャーへ活動終了に関するの挨拶と活動報告を行いレポート提出した。院長からは「一番苦しい時に遠い日本から支援に駆けつけてくれたことは、本当にうれしかった。TMATの皆さんの優しく笑顔で接してくれる姿が、この町の人たちの支えになった」と感謝の言葉を頂いた。

休日明け月曜日のため、他科にもたくさんの患者が来院。TMAT の診療スペースにも、毎日のガーゼ交換の方が多く来院された。
TMATは午前の診療をもって活動を終了するため、その旨を患者へ丁寧に説明。また、今後の処置については、Bahçe Fizik Tedavi ve rehabilitasyon Hastanesiに引き継がれるため、引き続き同院で処置を受けるようにすべての患者に伝えた。

13:00頃

撤収準備開始。今後の引き継ぎのために、TMATで対応した患者全てのカルテと紹介状を病院担当者へ引き継いだ。

14:00頃
第2陣撤収。EMTCCへのMDS報告を実施して活動終了となった。
活動サイト出発前には病院スタッフの多くが見送りに来てくださり、最後に全員で記念撮影を行った。

14:30頃

オスマニエ保健省へ當麻医師と野口事務局が訪問。オスマニエ保健省の責任者に活動終了の報告とレポートの提出を行った。オスマニエ保健省からも日本からすぐに支援に来てくれたことへの深い感謝の言葉を頂いた。

16:30頃

アダナの宿舎へ到着。

17:00頃

當麻医師と事務局野口はアダナにあるEMTCC事務所を訪問。EMTCCが活動しているEMTの活動終了時に提出を義務付けているExit Reportと、TMATの活動報告レポートを提出。トルコへの支援に貢献してくれたこと、詳細のレポートの提出してくれたこと、最後に直接挨拶に来てくれたことに感謝の言葉を頂いた。

18:00頃

第1陣の活動開始移行全日程において通訳として参加してくれた、4名にTMATから感謝状の贈呈式を行った。(1名は前日活動終了のため、前日に贈呈)

第2陣は翌2月28日現地時間13:15のフライトでアダナを出発し日本時間3月1日に帰国予定。なお、事務局野口は在トルコ日本大使館へ表敬訪問するため、アンカラへ移動してから帰国予定。

最終日も最後まで診療を継続

英語で記載したカルテと紹介状はしっかり病院へ引き継ぎ

病院スタッフと最後に感謝の記念撮影

通訳で協力してくれた皆さんに感謝状贈呈

活動サイトの病院長

オスマニエ保健省責任者

EMTCC

それぞれ活動終了の報告とレポートの提出を行った。

【クラウドファンディングについて】

活動終盤に近付いてきましたが、引き続きトルコ バーチェで活動をしています。引き続きご支援ご協力をお願いしたいとともに、皆様のお知り合いの方を含めTMATの活動をご紹介いただき、ご協力を頂戴できればと思っております。何卒宜しくお願い致します。

TMAT トルコ南東部地震支援クラウドファンディング

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局

【2023トルコ南東部地震】活動報告第21報PDF