2025年ミャンマー地震 TMAT災害医療活動報告
2025年4月15日10:00
第1報
3月28日
日本時間午後15時20分頃(現地時間午後0時50分頃)にミャンマー中部を震源にM7.7(深さ10km)の地震が発生。震源地はミャンマー第2の都市マンダレーに近いことから、今後被害が拡大することが予想されるため、先遣隊派遣を視野に情報収集を開始。
現地の情勢、入国や医療支援活動に必要とするビザ発給の問題により派遣調整が難航していたが、
- TMATが現地で医療支援活動を行ううえでのビザ発給許可がでたこと
- ミャンマー政府に登録されている国際NGOのBarefoot Doctors Myanmar(以下BFDM)の協力が得られ、TMATが医療活動を行う現地と当局の許可が得られたこと
- BFDMのもとで4月初旬より活動している、日本のNGOであるPeace Winds Japan(災害医療チーム)との連携・活動の引継ぎ調整がついたこと
以上のことの理由から、医療チームの派遣を行うことを決定。
尚、TMATも現地での活動の際はBFDM のもとで活動していくこととなる。
4月14日
21:00
災害医療支援チーム派遣決定。メンバーは以下2名。
- 坂元 孝光 医師 (福岡徳洲会病院)
- 合田 祥悟 医師 (札幌東徳洲会病院)
※現在、追加3名の入国ビザ申請中であり、許可が下り次第追加派遣の予定
メンバーは羽田国際空港に集合し、出発前のブリーフィングを実施。4月15日0:20羽田発のTG661にて経由地バンコクへ向けて出発。
4月15日(以下現地時刻)
5:00 頃
タイ バンコクへ到着。
10:00過ぎ
ミャンマー ヤンゴンへ到着。現地パートナーであるBFDM関係者と合流。
17:00 頃
WHO-EMTCC(緊急医療支援チームを統括する調整本部)担当者とミーティングを行い、現在の状況や医療支援ニーズについて情報収集を実施
本日は空港近くの宿舎に滞在し、明日今回のTMATの活動拠点であるマンダレーへ国内線にて移動する予定。
なお、今回のミャンマー地震に対するTMAT災害医療支援活動のクラウドファンディングを開始しています。ご支援ご協力をお願いいたします。
事務局担当
野口 幸洋 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
文責 事務局 野口 幸洋