2026 年 8 月 12 日 22:00

第15報

災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、救護所診療・夜間対応、周辺避難所への巡回診療、避難者の健康管理を実施している。8月11日に本隊第3陣へ支援体制を移行し、NHO熊本南病院、JRAT、DPAT、熊本県薬剤師会、保健師、行政等と連携しながら、感染症対策、服薬支援、避難所運営および生活環境整備を継続している。

■ 行動経過・活動実績(2026年8月12日)
【夜勤帯(8月11日夜~8月12日)】
夜勤者:藤巻看護師、加藤薬剤師
19:00~21:30 体調不良を訴える避難者数名に対しバイタルサイン測定、水分摂取の促し、湿布・弾性ストッキングの提供等を行い、必要に応じ翌日の受診案内を実施。あわせて夜間巡回を実施し、車中泊3台を確認。
00:30~01:30 高齢避難者よりこむら返り、脱力感、悪寒等の訴えがあり、看護師にて状態確認。症状継続のため医師へコンサルトのうえ救急搬送方針とし、家族連絡を経て01:30に救急搬送完了。
06:00~08:30 保護対応スペース避難者への朝食配膳状況を確認。

【日中活動(8:30~13:20)】
08:00  TMATミーティングを実施し、夜間の対応状況および日中の支援方針を全体共有。
08:30 アリーナ内全体ミーティングに参加し、避難者の状況、診療体制、感染対策および環境整備について情報共有を実施。
10:00 避難所にてラジオ体操を実施。
11:00 NHO熊本南スタッフが到着し、TMATと協働して診療を開始。
13:00 保健医療福祉調整本部会議に参加し、地域の支援状況および今後の連携体制について情報共有を行う。

【午後帯:巡回・運営調整・感染症対応】
14:20 周辺避難所への巡回を実施し、下腿浮腫を認める避難者2名に対して下肢エコーによる評価を実施。
16:00 アリーナ内全体ミーティングに参加。本日の活動の共有、避難所内の情報共有を実施
17:00 八代市避難所対策ミーティングに参加し、診療、感染対策、避難所運営および生活環境について情報共有を行った。
19:00 夕診を終了。TMATミーティングで当日の活動を共有し、夜勤帯へ移行。
午前診療9名、午後診療6名。合計15名を診療した。

■ 避難所運営・医療衛生・環境課題
【薬剤供給体制】
 モバイルファーマシーは本日で閉局。熊本県薬剤師会と今後の運用について打ち合わせを行い、8月14日から避難所内でのお薬相談を開始予定。

本日は、救護所診療、巡回診療、感染症対応、DVT予防等を継続し、避難者の健康状態の把握と必要な支援につなげた。また、薬剤支援体制や避難所運営について関係機関と調整を行った。今後も多職種・行政と連携しながら、避難生活の長期化を見据えた継続的な支援を実施していく。

 

事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)

文責 事務局 野口 幸洋