2026年8月20日  21:00

第23報

■ 災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、感染対応、避難者の健康管理・環境整備、要支援者の引き継ぎ調整などを実施している。8月20日は、要支援者情報の整理、感染隔離スペースの拡大準備、周辺避難所への巡回、避難者状況把握を行い、地域・行政への支援移行を進めた。

行動経過・活動実績(2026年8月20日)
【夜勤帯(8月19日夜~20日)】
夜勤者:西嵜看護師、原看護師

・2階会議室を感染保護室へ変更するため、現在利用中の避難者への退所説明を市職員が実施。2階和室・研修室にも段ボールベッドを搬入予定。
・体調不良で内科を受診し点滴後に帰宅した避難者について、帰所後の状態に問題がないことを確認した。

【日中活動】
リーダー:佐野看護師
【アリーナ支援・健康管理:髙木看護師、川﨑看護師、熊本南病院看護師3名】
午前(8:30~12:00)

・熊本南病院看護師と要支援者のスクリーニング結果を共有し、今後の対応・引き継ぎ先を検討。引き継ぎ用の要支援者データを整理した。

午後(13001700

・市から依頼された避難者状況把握カード作成のため、アリーナ内を巡回し避難者への聞き取りを実施した。

【診療:中野医師、原看護師(午後のみ)】

・午前0名、午後2名を診療。診療内容は外科系1件、内科系1件。

【感染対応・環境整備:中世古看護師、原看護師】

・14:00から2階の清掃、段ボールベッドの搬入・設置を実施。感染保護スペース拡大に向け、熊本日赤、市職員、ボランティアと協働して環境を整備した。
・隔離室の夜間転倒防止対策として懐中電灯を設置した。

【巡回支援:全員で交代して対応】

・午前、2チームに分かれて八代第二中学校と希望の里「たいよう」を訪問。
・午後は午前中に巡回を実施済みのため、巡回診療は行わなかった。

【ロジスティクス・本部調整】

・J-SPEED入力、引き継ぎ用避難者データの入力を継続した。
・避難者の気分転換を目的とした夏祭りの企画準備を進めた。

【断水対応】

・8月22日 9:00~12:00は断水予定。断水中は仮設トイレを使用するため、避難者への周知と当日の導線・環境確認を行う。

本日は、感染症への対応や診療を継続しながら、要支援者情報の整理、2階保護スペースの拡大、周辺避難所への巡回を実施した。また、本日をもって、避難所救護所における診療をすべて終了した。今後、体調不良者が発生した場合は、地元医療機関へ引き継ぐこととする。引き続き、避難者の健康状態や生活上のニーズを丁寧に確認するとともに、必要な支援について、行政・地域医療・福祉関係者へ確実に引き継ぎ、切れ目のない支援につなげていく。

[多団体で段ボールベッドを組み立て感染保護室の拡充をする様子]

[巡回を兼ねて現状の聞き取り、今後について協議する様子]

 

事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)

文責 事務局 野口 幸洋