2026 年 8 月 16 日 21:00
第19報
■ 災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、救護所診療、夜間対応、感染対応、DVT予防、避難所環境整備、薬剤支援を実施している。8月16日は、熊本南病院、熊本県薬剤師会等と連携して避難者の健康管理を継続するとともに、氷川町役場および中学校を訪問し、地域の支援状況を確認した。
■ 行動経過・活動実績(2026年8月16日)
【夜勤帯(8月15日夜~16日)】
夜勤者:鮫島看護師、岡本看護師、浅野看護師
夜勤帯は、発熱した避難者への対応を行い、感染症陽性を確認したため保護対応室で健康観察を継続した。同居家族は検査陰性であったが発熱を認め、自宅で経過観察となった。
【8月15日 日勤帯(08:30 〜 18:00)】
【日中活動】
リーダー:藤巻看護師
【感染対応:井口看護師】
・日勤帯に新たな発熱者は認めなかった。感染対応中の避難者2名を隔離解除とし、診療で新たに感染症陽性者1名を確認した。感染対応室は計4名の対応となった。
・夜間に受診した下痢症状のある透析患者は、日中は症状が落ち着いていることを確認した。
・食事数と実際の配膳状況に相違がみられることがあるため、市と情報共有を徹底する。食事を受け取れていない避難者が生じないよう、ポスター掲示と声かけを継続する
【アリーナ支援・環境整備:渡邉看護師、江口看護師、坂上薬剤師、矢野臨床工学技士、熊本南病院看護師3名】
・ベッド周囲の環境調整を継続し、ペット同伴エリアの清掃および汚染の目立つ段ボールベッド周辺の清掃を実施した。
・ラジオ体操時にアリーナ内の窓を開放し、換気を行った。
・弾性ストッキング配布済みの避難者で装着していない例がみられるため、DVT予防の観点から装着の必要性について継続して声かけを行う。
・TMAT休憩所に保管されていた市の段ボールベッドをすべて返却した。今後の段ボールベッド設置は市が対応する方針を確認した。
【救護所診療:川越医師、雌熊看護師、矢野臨床工学技士】
・午前13名、午後7名の計20名を診療した。内訳は外科系4件、内科系16件であった。
午後(13:00~17:00)
【周辺地域状況確認】
・氷川町方面を視察。3班に分かれて氷川町役場および八代第二中学校等を訪問した。
【薬剤支援:加藤薬剤師】
・薬剤相談および受診勧奨について、救急対応を除き、8月17日以降は近隣医療機関への受診を案内する方針を共有した。
本日は、救護所において午前13名、午後7名の計20名を診療した。引き続き、感染症対応、アリーナ内の環境整備、DVT予防、薬剤支援等に取り組んだ。
また、ペット同伴エリアや段ボールベッド周辺の清掃、食事の配膳状況の確認など、避難生活の長期化に伴う生活環境上の課題への対応を進めた。
午後は3班に分かれ、氷川町役場および八代第二中学校を訪問し、各地域における支援状況を確認した。今後も、行政、地域医療機関、薬剤師会、熊本南病院等との連携を継続し、避難者の健康管理および生活環境の維持に努めるとともに、地域支援への円滑な移行を進めていく。
明日は本隊第4陣との合流を予定しており、各チーム間で引き継ぎを実施する。
なお、本日午後には、サッカー日本代表の森保一監督が八代トヨオカ地建アリーナ避難所を訪問された。TMATメンバー一人ひとりと握手を交わし、「命を救ってくれてありがとうございます」と感謝と激励の言葉をいただいた。隊員一同、温かいお言葉に大きな励ましをいただいた。


事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)
文責 事務局 野口 幸洋





