代表挨拶

代表挨拶 理事長 福島 安義

支援の“質”が求められる時代に

TMAT理事長 福島 安義

皆さまには平素より多大なるご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は2005年に発足いたしました。その前身はTDMAT(徳洲会災害医療救援隊)で、1995年の阪神・淡路大震災の時に、全国の徳洲会グループの医師や看護師、薬剤師など職員らが、神戸徳洲会病院に駆け付け、救援活動を開始したのが原点となっています。

NPO法人として設立したのは、各国の政府やNGO、地域団体と協力しながら世界の人々の生命と健康を守るためです。医療支援や災害救護活動、これらの付随する教育など総合的な医療支援の円滑な実施と、同じ志をもつ方々にTMATに参加していただくこともNPO法人化の理由です。これまでTMATは、国内はもとより世界各国の被災地で、緊急医療救援活動を行っています。また、最近ではロヒンギャ難民、ウクライナ難民の方々に対する人道支援も実施しました。

さて、この度、世界各国の災害医療関連団体が海外で活動をおこなうにあたり、WHO(世界保健機構)がEMT(Emergency medical Team)として登録する制度の運用を開始しました。災害医療を行う団体は、被災地に対する迅速なアプローチに加えて、支援の質が求められるようになってきています。TMATはこのWHOの認定を取得するために、2022年度のEMT global meeting に参加すると同時に、必要な手順書を作成し、物品・資材をそろえて、いつでも海外で活動できるように準備を進めています。

TMATの活動は皆さまのご助力のもとで成り立っております。引き続き、TMATの活動にご理解を賜りますとともに、温かいご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

2024年6月

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