10月27日(木)

10:50頃(現地時間4:50頃)
地震による死者480以上、負傷者1600人以上との報道あり。

11:30頃(現地時間5:30頃)
TMATチーム8名は仮設の救護所となっているエルジシュの体育館に向けて出発した。 現地は雨が降っており、気温は10℃を下回り少し寒いとの事。隊員は皆健康状態に問題なし。

13:00頃(現地時間7:00頃)
目標としていたエルジシュの体育館に到着し、体育館で民間医療チームのANADOLU(ジョーンズホプキンスメディスン)と接触した。同チームは仮設診療所と併せて周辺地域の巡回診療も行っており、TMATチームは協力要請を受け行動を共にすることに決定した。 ANADOLUの活動開始まで時間があった為、衛生状況が悪化している体育館救護所周辺や仮設テントの清掃活動を行った。 エルジシュは時折雪交じりの雨が降るほど気温が低下している模様。十分な防寒対策をとって行動することにした。

体育館横の広場

体育館横の広場

17:00頃(現地時間11:00頃)
新たに現地に精通したコーディネーターを得た。 その為予定を変更し、近隣住民への訪問を開始した。 訪問先で救護所へ行けない傷病者がいた為診療を開始した。

訪問診療中の1シーン

訪問診療中の1シーン

22:00頃(現地時間16:00頃)
地震による死者534名、負傷者2300名以上、倒壊もしくは使用不可能となった建物は3000棟以上との報道あり。

22:15頃(現地時間16:15頃)
近隣地区の訪問診療を終了し宿営地へ向け出発した。 7集落を訪問し男性4名・女性28名の計32名の診察を行った。 診療科別の内訳は内科12名・小児科15名・外科5名でその中に重症者はいなかった。

23:30(現地時間17:30)
ミーティングを宿営地にて行った。 その結果現地コーディネーターの案内により明日以降も他の地域に活動範囲を広げて訪問診療を行う事に決定。 メンバー全員の健康状態は良好。 これにて本日の活動は終了。

文責 TMAT事務局 斎藤一真