15日夕刻に出発した先遣隊は北京経由で16日午前に青海省の省都西寧に到着、午後早速調査、情報収集を開始した。

青海省人民病院、青海大学付属病院、青海省赤十字病院を巡回し聞き取り調査を実施した。夕刻、西寧から約150km離れた人口20万人都市共和の国立病院を訪問した。この病院は震源地玉樹から一番近い国立病院であり玉樹の情報が多く集まっていた。こうした集中的情報収集を分析した結果、玉樹には中国軍をはじめ全国の医療機関から大人数の医師、看護師が派遣されており自力で現地の医療需要に十分対応できていることが判明した。この為、今回は外国医療チームのニーズが低いと判断され、TMATは本隊の派遣を見送ることと決定した。先遣隊はこの結果を受けて17日夜帰国した。

尚、4月22日午後6時から四街道徳洲会病院にて先遣隊帰国報告会を開催いたします。ご関心のある方は是非ご来会下さい。

なお現地活動状況は徳洲会グループホームページの詳細をご参照下さい 。
徳洲会グループHP 災害医療活動
徳洲会グループHP 災害医療活動はこちら

空路で搬送された患者を迎えるため待機している救急車(西寧空港)

空路で搬送された患者を迎えるため待機している救急車(西寧空港)

救急外来前で待機する多くの医療スタッフ(西寧市内大学病院)

救急外来前で待機する多くの医療スタッフ
(西寧市内大学病院)

西寧市内では救援用車両が多くみられた

西寧市内では救援用車両が多くみられた

西寧にある赤十字病院院長から情報収集。病院からは100名のスタッフが現地へ向かった。

西寧にある赤十字病院院長から情報収集。病院からは100名のスタッフが現地へ向かった。

玉樹から搬送された足を怪我した女児(左)玉樹から搬送された患者

玉樹から搬送された足を怪我した女児(左)
玉樹から搬送された患者

玉樹から搬送された患者

玉樹から搬送された患者

海南地区チベット自治州にある

海南地区チベット自治州にある国立病院の院長から情報収集