8月28、29日福井県(福井市:福井フェニックス・プラザ)で「日本災害看護学会第12回年次大会(大会長:酒井明子 福井大学医学部看護学科)」が開催され、特定非営利活動法人TMATから瀬戸美佐子看護部長、荒尾修平看護主任(以上四街道徳洲会病院)、中村幸司看護主任(鹿児島徳洲会病院)の3名がハイチ地震、チリ地震についての発表(計4題)を行った。

発表では診療を行った被災者の内訳や看護の視点からどの様な活動を行ったかなど多くの写真を取り入れた報告を行い、発表終了後の質疑応答ではTMATで行われている災害看護研修に関する質問や、同時期にハイチで活動を行っていた看護師からの質問などが相次ぎ活発な意見交換がなされた。また、各団体の活動を紹介する「組織ブース」にTMATとして出展をし、多くの訪問者からハイチ、チリでの活動に対する質問や「災害救護・国際協力ベーシックコース」に関する問い合わせがあった。

今回2題を発表し、当学会の広報委員も務める瀬戸美佐子看護部長は「阪神・淡路大震災から15年が経過し、災害看護への感心の高まりと同時に、年々災害看護学会への参加者も増えてきました。今年はハイチ、チリと大きな地震が続き、TMATの活動も看護職の中では認知されてきました。そのような中で今回4題の発表を出来たことは大きな成果を挙げられたと思います。今後も学会への発表など広報活動を続けていきたいと思っています。」と語った。来年度は埼玉県(大宮市:ソニック・シティ 学会長:浦田喜久子 日本赤十字社事業局看護部長)で開催される予定だ。

本学会へはTMATから上記3名の発表者の他、浅草規久治看護師長(出雲徳洲会病院)と野口幸洋(四街道徳洲会病院 TMAT事務局)が参加いたしました。

学会参加者達

学会参加者達

学会発表のもよう

学会発表のもよう

出展したTMATブースに多くの学会参加者が殺到活動内容について多くの質問が寄せられた

出展したTMATブースに多くの学会参加者が殺到
活動内容について多くの質問が寄せられた