1999年9月26日日曜日
関係者各位
台湾災害医療協力隊(TDMAT)情報

医療法人 徳洲会 東京本部内
災害医療協力隊(TDMAT)本部事務局
鈴木 隆夫 代表
tdmat@tokushukai.or.jp
voice: 03-3592-1921
fax: 03-3580-4960

台湾大地震への災害医療協力隊(TDMAT)第2次派遣は25日17:00(現地時間)無事台北到着し、26日午前8時頃被災地に入りました。これで、総勢31名となり、本日より4班に分かれ、巡回診療を行っています。

台中県東勢の東勢国民中学校校庭にテント村を設営し、ここを基地にして、1班は20カ所の避難所を巡回。2班は今後仮設住宅が建つ旧陸軍814病院跡地に新しい救護所の設営作業。3班は東勢の郊外の石城小学校で診療活動。4班は震源地近くの南投県埔里鎮西寧道に入り、近くの中台禅寺のボランティアとともに100人を越える診療活動を行いました。

この東勢地区は地震発生後24時間以上救助や医療を含めライフラインが全く途絶えており、台湾全体での死者の3割がこの付近で発生したと言われています。現在、飲み水や食糧は充分供給されており電気も少しずつ再開通しておりますが、住民の5%程しか自宅には戻っておらず、今後、避難所に被災者が増加することが予想されています。TDMATは、長庚病院に協力し、この地域の避難所を中心に災害医療協力を行っていく方針です。

現在、共同通信社と中日新聞東京本社特報部が同行取材を行っています。

インターネットでのリアルタイム情報は
http://www.tokushukai.or.jp/syakai_kouken/calamity/result/international/taiwan/index.html