『インドネシア・スマトラ沖地震TDMAT活動報告0106(2)』

2005年01月06日

06日 22:00
タイ タクアパーからの報告

  • 手術件数: 4件
  • ガーゼ交換件数: 35件
  • 清拭処置: 36件
  • 巡回診療(モバイルクリニック): 54件(二箇所の巡回) 他、施設内の清掃作業を行なった。

巡回診療に関しては、非常に喜ばれているが、現地医療スタッフへ、除々に引き継いでいく予定。

本日、庄内余目 滝澤医師、近江草津 松山薬剤師、日本帰国の為、プーケットを出発。

1月7日 午後より、モバイルクリニックの巡回診療を、TBS「ブロードキャスター」が取材予定。
翌日1月8日 土曜日 22:00~ 「ブロードキャスター」で放映予定です。

06日 23:00
インドネシア バンダアチェより、橋爪医師、能宗事務総長が、ジャカルタに移動。

時間調整を含めて、約8時間を要した。現在は、バンダアチェ空港が、国軍の管制支配下である為、空港使用制限があり、民間航空機の離発着が、スケジュール通りに行かないようである。

診療施設の確保、宿泊施設の確保、浄水器の確保、発電機の確保が急務となる。
他、必要な物品に関しては、現地でミーティング後に報告予定。

医療活動に関して
国際的避難民に対する医療援助が中心。

保健省からの要望としては、3~6ヶ月ですが、現地の打ち合せでは、2月下旬から蚊が発生する為、感染症対策が必要。現地関係者からは、2月いっぱいでの活動終了を打診される。言語・習慣・環境の違いから、地元医療機関のチームと行動を共にする予定。しかし、インドネシア国内での医療が、日本と比較すると発展途上である為、バンダアチェに入る前に、国内の医療施設の見学実習を進められる。

日本の医療を現地で提供すると、今後の復興の妨げとなる場合や、抗生剤の使用による、耐性菌の発生の問題もあり、慎重に取組む必要がある。

第一陣、第二陣に関しては、テントを使用し、診療、宿泊を予定。その後は、市内中心部の施設を使用し、診療・宿泊を予定している。
具体的な日程に関しては、後日報告となる予定です。また、第一陣の人員・出発時間に関しては、1月7日夕方には明確になります。