『第3報 3月4日 22:00』

バンダ・アチェからの報告
第一陣、全員無事に、バンダ・アチェに到着。
医療機器など物資の移送もスムーズであった。
アチェ総合病院のゲストハウスに物資を運び込み、一時倉庫に保管。

アチェ市内を視察。
町の中心部は、治安に不安を感じることなく、多数の外国人が、レストランで食事をしている風景も見られた。海岸線の視察も行なったが、まだ、壊れた建物も多く、まだ復興には時間が掛りそう。市内中心部は、日本から持ち込んだ携帯電話が使用可能ではあるが、海岸線や中心部より離れた地域では、携帯電話が不通となり、約3時間程度、通信が不可能であった。今後は、市外で活動する場合は、無線機と、衛星電話(インマルサット)を持参し行動して頂くこととした。

午後より、ゲストハウスの清掃や、器材の整備をする予定であったが、3月4日本日は、イスラム教の祝日に当たる為、午後は病院職員を活動していない。メンバーの活動も自粛した。

アチェ総合病院 院長との打ち合わせ
ERとICUでの診療を担当することとなった。
16名の医療チームを2班構成として、診療を行なう予定。詳細は今後検討。
人工透析の対象者は25名程度存在する。

3月5日の活動予定
9:00より、国連主導の多国籍医療チームの合同ミーティング(4名出席)

10:00より、ERの視察(班長 松尾先生)、ICU視察(班長 堤先生)を行い、使用可能な診療機器や体制を整える為、それぞれの打ち合わせを行なう。
また、加藤臨床工学技師を中心に、透析室の視察を行い、人工透析が出来る環境を整える。

10:00より、原野先生を中心に、インドネシア国家警察への、医療活動内容の報告、日本大使館のアチェ事務所(出張所)への活動内容の報告を行なう。

荒幡調理師、中村事務員を中心に、市内中心部で、生活用品の購入を行なう。
通信機器の設置:衛星電話(インマルサット)を設置し、インターネットの接続、電子メールの送受信、テレビ会議システムのテストを行なう予定。

3月5日
桶谷事務局長、森事務副総長は、7:20成田着JAL便で帰国予定。