『第4報 3月8日 11:00』

バンダ・アチェからの報告
3月5日から3月7日の活動に関して
3月5日(土曜日)、3月6日(日曜日)、は病院や、国際医療チームの活動も休みであった。
使用しているゲストハウスの環境整備と、市内の視察に終日当てた。
食材、収納棚などの購入、生活範囲の清掃作業などを行なった。
周辺地域は、復興作業の為、様々な工事が行なわれており、時折、ゲストハウス内の停電があり、電化製品の使用が数時間に渡り不可になるケースが多い。作業をしない、夜間の電力供給は維持されている。
現在、2名のスタッフが、下痢症状が出現。休養をとり、経過観察を行なっている。

国際医療チームのミーティングに参加
オーストラリア軍医療チーム、アメリカ軍医療チーム、ドイツ軍医療チーム、マレーシア民間ボランティア医療チーム(NGO?)、西ティモール民間ボランティア医療チーム(NGO?)、現地の医療チームが参加している。
徳洲会グループの医療チームの自己紹介を行なった。
ハラパンキタ病院の医療チームと合同で診療を展開する旨の発表を行なった。

[現地の診療状況]
救急部:35名/日曜日
ハラパンキタ病院:平均30名の外来と、12名入院を担当
外科:33名の外来
眼科:100名

担当の詳細は不明(ミーティングで発表された数値を抜粋)
第一陣では、各担当部署(医師部門、看護師部門、薬剤部門、検査部門、ME部門、事務(コーディネート)部門、資材部門)それぞれで、問題点を抽出し、体制を整えるよう、夜間は、毎日ミーティングを行なっている。

人工透析の需要に関して
現地の情報により、22名人工透析患者様が、メダン(近隣の大都市)で治療を受けており、アチェでの治療を希望している。
現在、緊急の人工透析が必要な方は発生していないが、メダンで治療している22名が、アチェで治療できる体制を整えてほしいとの要望があった。

人工透析の環境に関して:
透析室の環境整備が最重要課題で、現在清掃活動を行なっている。R/O水の機器も故障し使用出来ない状況。

現地の透析担当医師と、国内からの寄贈などを検討中。
水道に関しては、使用可能か、確認作業を今後行なう。

後方支援 本部体制に関して
3月5日(土曜日)定例の専務会議が開催され、現地の支援体制に関しての検証が行なわれた。
現地の需要に応じた後方支援を行なう必要があり、現地の情報を強化し、逐一専務会議で報告することとなった。

後方支援本部

統括責任者: 福島 安義専務理事
補佐: 鈴木 隆夫専務理事
前田 清隆専務理事
事務局担当: 橋爪 慶人 岸和田徳洲会病院 形成外科
中村 燈喜 共愛会病院 麻酔科
清水 徹朗 札幌徳洲会病院 外科・救急部
田川 豊秋 喜界徳洲会病院 外科
本部事務局員: 吉 紀三 (株)徳洲会
人員体制 南関東・北関東一週間の輪番制
当直体制 徳洲会東京本部、(株)徳洲会の交代制(20:00から翌朝8:00)

現地からの情報を事務局で集約し、統括責任者に報告。必要に応じて、徳田理事長に指示を頂きながらの活動になります。

初動体制に起きましては、各施設への報告・連絡の行き違いにより、多大なご迷惑をおかけ致しました。

今後は、本部機能の強化により、現地での安全な活動遂行を支えて参ります。