『パキスタン北部地震災害 初動体制・TDMAT事務局開設』

2005/10/10 午後

2005年10月8日
日本時間12:50(現地時間08:50)に、パキスタン北部にてマグニチュード7.6の地震が発生。震源地は、首都イスラマバードから北西95kmとされている。

当初の報道では数百人規模の被害報告ではあったが、これまでのわれわれの経験から、今回の地震の規模・被災地の社会環境(社会インフラ、建築物、人口分布、等)では、数千人から最悪の場合数万人規模の死者が発生している可能性があるとして、TDMAT代表福島専務にTDMAT活動開始の報告および許可をいただく。

情報収集活動を開始する。

2005年10月9日
われわれが危惧したとおり、地震の被害者が数千人を超え、さらに増えると報道される。

NPO、TMAT事務局の森氏と連絡を取り、具体的な情報収集を依頼する。

情報収集のため連絡を取りあった機関
現地日本大使館 → 連絡が取れず
在日パキスタン大使館 → 連絡取れず
徳田毅国会事務所(政策秘書を通じて外務省からの情報収集を依頼)
AMDA日本事務局 → TDMAT、TMATと情報の共有および活動の協力も検討

TDMAT事務局
集まった情報の分析およびこんごの活動方針を検討するため、チームリーダ橋爪慶人・中村燈喜および事務局 吉がミーティング。TMATの情報収集と共に、TDMATの活動準備を進める。

TDMAT活動準備
パキスタン首都イスラマバードおよび被災地への渡航ルート確保
現地でのカウンターパートナーの精査

2005年10月9日
東京本部にTDMAT事務局を開設。

本日は、橋爪・吉が常駐。
先遣隊派遣に備えて、医薬品、通信機器などの装備品、および食料等の物資などを準備する。

TMAT事務局森さんからの連絡
日本では連休ということもあり、また、被災地では情報の混乱もあって、大使館をはじめとする、公的機関とはうまく連絡がとれていないとのこと。AMDAからも現地スタッフをイスラマバードに派遣しているも詳細な情報がつかめていないようです。
このまま情報収集および出動待期を行うも、明日以降他の機関や旅行会社等が開くのを待ってさらに詳細な情報および現地までの渡航ルートおよび現地での活動準備を進める予定である。