先遣隊の主な活動
現地時間 1月19日AM 11:00
TMATチームが診療活動をするサンマリカーノ病院(国境付近ドミニカ側)では、 やや患者様の数の減少がみられるが、内科的な患者ではなく外科的な治療の必要な患者数が多い。
ハイチ国内での活動も視野に入れ、1月19日AM9:30に出発した橋爪医師、田川医師、 二名、カメラマン、地元の通訳兼運転手がAM10:30にドミニカ共和国国境を越えてハイチに入国した。
AM 12:30現在、ポルトープランスへの陸路移動中、都市部に近づくにしたがって、大渋滞している。現地は、混乱状態はまったくないが、予定していた到着時刻より、 1時間近く超過している。瓦礫処理の為、重機が入っている為に渋滞している様子。
ピースホスピタルを視察。
そこではスペイン語圏のチリ、べネズエラ、キューバ、コロンビア、スペインの多国籍の医療チームが診療に当っている傷病者が多数存在することに変化はない。
医療物資、人材はまだまだ不足している。
PM 2:00頃
ポルトープランス空港にて朝日新聞の記者と情報交換(取材を受けた)を行った。
空港敷地内の国連のベースキャンプにむかい情報収集。
空港には民間機も含めて離発着は多いが、旅客運行ではない。物資の輸送を主に行っている様子。
PM 5:00頃
国連の情報では、ベースキャンプ一部のキャンプを提供頂き、医療チームを受け入れることが可能であるとの情報を得た。
また、同日、PM 4:00頃から、国連のベースキャンプで医療チームの合同ミーティングが開催されていた様子。本日はこのミーティングに参加出来なかった為、明日改めて情報収集予定。
第1陣の主な活動
現地時間 1月19日AM 2:00
前日の深夜に田川医師、當麻医師、瀬戸看護師、中村看護師が当直。
PM 2:00
清水医師、朝倉看護師、横地薬剤師、迫田コーディネーター、吉松コーディネーター診療を引き継ぎ。
病院横の施設(孤児院)に患者が多く収容されていた。
ここで診療を開始。入院患者の回診で8名の外傷処置。新規で2名の大腿骨骨折患者の診療を行った。
清水医師、朝倉看護師、横地薬剤師は翌朝までの当直を行う予定。
サンマリカーノ病院では、患者様の数の減少がみられる。以前として内科的な患者ではなく外科的な治療の必要な患者数が多い。現地ではハイチ国内での活動も視野に入れ、活動している。
診療風景

サンマリカーノ病院で回診する橋爪医師と田川医師

骨折患者の診療を行う、田川医師と當麻医師

負傷した被災者が屋外で診療を受けている

廊下で診療する田川医師と清水医師
現地時間1月 19日10:00
第1陣の要請により、第2陣の出発が決定いたしました。
第二陣は医師4名、看護師3名、事務2名、管理栄養士1名、薬剤師1名の計11名となります。

ドミニカ共和国に到着した、先遣隊と、第1陣、総勢13名。
サントドミンゴ空港にて
現地時間 1月17日 23時30分ごろ
本部事務局原野 和芳(四街道徳洲会病院 院長 NPO法人TMAT監事 TMATベーシックコースディレクター)
清水 徹郎(札幌徳洲会病院 医師 TMATベーシックコースチューター)
野口 幸洋(四街道徳洲会病院 管理栄養士 TMATベーシックコースチューター)
佐藤 晴彦(中部徳洲会病院 薬剤師 TMATベーシックコースチューター)
内田 啓子(医療法人徳洲会 東京本部)
(文責 野口 幸洋)