3月8日(現地時間)

8:30頃より診療を開始し、AM12:00まで診療を行った。
本日も内科系疾患患者大部分を占め、外科系疾患患者は13件であった。

また16:00頃には、緊張性気胸によるドレーン留置の処置を河内隊長が行い無事に終了した。緊急性を要する症例であったため、患者家族や病院スタッフに喜ばれ、TMATチームの信頼を得られる1例となった。

[診療内訳]
男性44名 女性29名 計73名
外科13件 内科46件 小児5件(20:00時点)
(10代未満7名 10代5名 20代9名 30代8名 40代9名 50代12名 60代6名 70代17名)

現在の現地状況について以下にまとめる。

  • 地元医師・看護師も順次登院するようになり、病院が震災前の状態に戻りつつある。
  • 震災による急性期疾患の患者は減少、内科系慢性疾患の患者など震災とは直接関係のない疾患の患者が増加、大部分を占めるようになった。
  • 倒壊した病院の建て直し計画など、街全体の復興計画が出てきている

以上の状況から、TMATチームの活動は終了の方向で準備を進めてまいります。なお、3月10日(現地時間)まで診療を継続し、11日にサンチアゴを出発、日本時間3月13日(土)日本へ帰国する予定です。

事務局担当橋爪 慶人 岸和田徳洲会病院 医師 TMAT理事
原野 和芳 四街道徳洲会病院 院長 TMAT監事
野口 幸洋 四街道徳洲会病院 管理栄養士 TMATベーシックコースサブチューター

(文責 事務局 野口 幸洋)