3月16日

仙台徳洲会病院、気仙沼(階上避難所、大谷避難所、気仙沼市立本吉病院)での診療継続(周囲巡回診療を含む)、および南三陸方面および岩手県南部地域の情報収集を行った。

【仙台徳洲会病院】
ERを担当、救急搬送20件を含む47名の診療を行った。

救急搬送:20件
入院4件、主な症状は、肺炎、めまい、意識消失、挫創等
ウォークイン:27件 うち入院1件。

【階上(はしがみ)中学校(24時間診療体制)】
医師:ハセガワ医師、シガ医師(ボストン)、早渕医師(宇治)
看護師:水野(宇治)、斎藤(湘南鎌倉)

外科23名、内科75名 上気道炎30、消化器疾患13、不眠、眼科疾患、等
段上地区の保育園、寺院、自治会館の巡回診療を行い15人に外科処置、投薬等施行 合計113名の診療を行った

【本吉病院】
61名の診察。投薬のみ92名。救急車7件。
大谷公民館への巡回診療にて23名診察。

【他の被災地の調査状況】

野田チーム
野田チームは南三陸町のベイサイドアリーナにある対策本部での情報を収集。1200人ほどの避難者がいる中で、医師1名しかおらず、TMATの全面支援要請および医薬品類が枯渇しており医薬品・医療資材の提供依頼があった。派遣チームを調整するとともに、医薬品・医療資材の必要リストを作成、まずは仙台徳洲会病院の協力を得て、急遽搬送を行う。診療を行った後野田チームは、チームメンバー入れ替えのため一旦本吉病院へ帰り、夜間・雪道となったため入れ替えチームは翌朝の出発となる。

田川チーム
岩手県の災害対策本部を訪問、防災担当の責任者と情報交換を行い、大船渡地区の支援を要請される。まずは、避難所200か所以上に避難者数も9000名を超えていると言う情報のため、救急車7台、26名(医師5名を含む)にて大船渡へ向かい、大船渡地区を調査、その結果、猪川地区のリアスホール(市民ホール)をベースに猪川地区の診療おこなうことになり、医師2名、看護師6名、救急車2台にて常駐診療を開始する。

猪川地区の避難状況は、リアスホールに500名を含む、多数の小規模避難所に2400名が分散しているため、常駐診療および巡回診療を行う予定です。

移動途中に紫波のサービスエリアの売店より大量のおにぎりの大船渡への移送を依頼され、大船渡地区へ搬送・提供を行う。

23時、東京本部から救急車2台、大型緊急支援者1台に21名(医師3名、看護師10名、他)及び、古河病院から救急車1台4名(医師1名、看護師2名)が派遣される。

大作商事株式会社より懐中電灯30本の寄付を受け、被災者へ配布予定

3月17日の活動予定

【仙台徳洲会病院】
ERの活動を19日まで継続する予定。

【階上中学校・本吉病院・大谷公民館】
常駐診療および巡回診療を継続

【南三陸アリーナ】
高力医師ら7名を避難所へ移動

【大船渡方面】
24時間診療を継続

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