3月21日(月)

各地区の診療報告

【大船渡地区】
リアスホール内での診療は計26名、男性11名、女性15名であった。
巡回診療人数は大船渡地区 3ヶ所で48名、
綾里地区  1ヶ所で44名であった。
なお、ライフラインとしてリアスホール内はドコモ電波が良好となったとのこと。

【南三陸地区】
志津川小学校で 計52名を診療し、インフルエンザ疑いの方がいたが、検査結果は陰性であった。
ベイサイドアリーナで計137名を診療し、小児1名救急搬送を行った。
巡回診療にて計101名への診察をした。
3ヶ所共通して風邪や花粉症の患者が多く認められた。

【階上地区】
階上中学校救護所での診療は計57名であった。
内訳は,内科系47名(女性25名,男性22名)外科系10名(女性5名,男性5名)であった。
面瀬中学校救護所での診療は計19名であった。
内訳は, 内科系16名、外科系3名(女性9名、男性10名)であった。
メンバーの体調は問題なく,今晩も交替で夜間診療窓口を継続して実施していく。

【本吉地区】
本吉病院における外来患者数は計37名で、内科32名、外科5名であった。
なお、救急搬送はなかったが、巡回診療人数は計38名、2名の患者が新規入院となった。
ライフラインとしては、水とガスは止まったままで、電気は自家発電を節約しながら使用している。
自家発電に必要な燃料は今のところ心配ない様子である。
携帯電話やインターネット通信の環境はまだ整っておらず、情報のやりとりはインマルサットのみである。

【その他】
山形県内には原発から逃れるために避難してきた方の避難所が設置されてきている。福島県南相馬市からの避難者が多いとのことで、受け入れ施設となっている市町村の保健師が毎日巡回を行っている。県北部の新庄最上地区には避難所が13ヶ所有り、20名前後をうけいれている所を新庄徳洲会病院チームで巡回を行ったが現段階では積極的に関わる状況ではない様子である。

【東京本部】
本日の対応は計5名で行った。

清水 徹郎 (医師 南部徳洲会病院)
野口 幸洋 (管理栄養士 四街道徳洲会病院)
宮坂 善之 (薬剤師 湘南鎌倉総合病院)
猪俣 森太郎 (事務局 四街道徳洲会病院)
森 孝 (渉外担当 東京本部)

本日は13名のスタッフを被災地へ派遣した。

加藤 千穂子 (看護師 東京本部)
大田 孝志 (医師 湘南鎌倉総合病院)
藤川 幸一 (医師 千葉西総合病院)
萩原 省武 (薬剤師 福岡徳洲会病院)
富田 恵子 (看護師 四街道徳洲会病院)
小林 広記 (事務 株式会社徳洲会)
廣嶋 俊秀 (理学療法士 古河病院)
篠塚 一陽 (診療放射線技師 古河病院)
今井 雅浩 (医師 大隅鹿屋病院)
伊達 由和 (看護師 大隅鹿屋病院)
猪之俣 智幸 (看護師 大隅鹿屋病院)
久保 公男 (事務 大隅鹿屋病院)
山元 大作 (事務 大隅鹿屋病院)
階上中学校での診察風景

階上中学校での診察風景

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(文責:猪俣 森太郎)