2019年台風19号被害 TMAT災害医療活動報告

令和元年 10 月 24 日 23:30

第 12 報

10 月 24 日
【長野県・長野市】
本日も、北部スポーツレクリエーションセンターでの活動。感染予防対策の一環として、手洗いと手指消毒に関する啓蒙ポスターを作成し、トイレ等に貼付した。併せて、製薬会社からジェルタイプのアルコール手指消毒の支援を頂いたため、使用方法を含めて避難住民に配布、指導を行った。また環境改善として、トイレ横の水道にバケツを設置し、手洗いがしやすいよう改善を行った。避難所内の換気が十分でない状況であったため、1 日に 3 回換気をすることを避難所運営管理者に提案。これについても啓蒙ポスターを作成し、避難住民への理解を求めた。
本日も、長野市保健師と福祉チーム、心のケアチームと合同で避難所内における要配慮者に対する訪問、情報共有、引継ぎを行った。その他、被災以降一度も入力が出来ていない 90 代男性避難者がおり、同避難所に設置されている自衛隊の風呂へ TMAT 男性看護師 2 名により入浴介助を行った。昼の避難所内ミーティングでは、TMAT から避難住民自助(避難所住民が参加する形での避難所運営)の重要性について説明、提案を行った。常駐しているボランティア団体と協力して、避難住民を巻き込んだ避難所運営を行っていく話合いを進めて行く予定。

●本日の活動メンバー
村上 智哉 看護師(札幌東徳洲会病院)
油江 まき 看護師(福岡徳洲会病院)
安藤 洋幸 看護師(庄内余目病院)
川原 優佳 看護師(四街道徳洲会病院)
野口 幸洋 TMAT 事務局(一般社団法人徳洲会)

長野県・長野市

寄付いただいた消毒薬設置

手指消毒啓蒙ポスター設置

手洗い場の環境改善をしたバケツ

避難者へ使用方法を含めて手指消毒薬の配布

保健師チーム、心のケアチーム、福祉チームと合同ラウンド

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

(文責 事務局 野口 幸洋)
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