2019年台風19号被害 TMAT災害医療活動報告

令和元年 10 月 25 日 23:30

第 13 報

10 月 25 日
【長野県・長野市】
本日も、北部スポーツレクリエーションセンターでの活動。
午後より撤収調整のため栁澤修平看護師(四街道徳洲会病院)が現地入りした。

避難所内の換気が十分でない旨を昨日のミーティングで相談し、本日の全体ミーティング感染対策の面から 6:30 、13:00、16:00 の 1 日 3 回 10 分間換気することを提案。ポスターも作成し、避難所運営者等の承諾を得た。本日から実施。

避難所内や臨時託児所を利用している子供の中薬の管理が必要な方について、それぞれ今後の管理方法について協議。保健師チーム、助産師チーム、福祉チームとも情報共有したうえで、引継ぎをおこなった。

精神的不安を訴える避難者については、心のケアチームに情報を共有。ご家族の滞在時間を確認し、家族と直接心のケアチームが話せる調整を行った。

本日は長野市の管理栄養士の訪問があり、栄養面での要注意者の情報共有を行った。その他 TMAT へ健康相談に来られた方や、処置が必要な方への対応を行った。

17 時からの保健所での医療調整会議は栁澤看護師、油江看護師で出席。
撤退後の北部スポーツレクリエーションパークの医療ニーズについて意見を聞かれたが、通常の病院での診療が可能(行政からタクシーチケット無料配布があり、通院が可能)であり、福祉や介護の必要性はあるが、医療班の常駐支援の必要性はない旨を報告した。なお、風呂を提供している自衛隊の衛生兵(看護師、准看護師)が常駐しているため、緊急対応が必要な場合は、自衛隊が対応してくれることも確認している。

明日は、活動最終日として最後の引継ぎを行っていく予定。

●本日の活動メンバー
村上 智哉 看護師(札幌東徳洲会病院)
油江 まき 看護師(福岡徳洲会病院)
安藤 洋幸 看護師(庄内余目病院)
川原 優佳 看護師(四街道徳洲会病院)
栁澤 修平 看護師(四街道徳洲会病院)

長野県・長野市

換気の啓蒙ポスターで周知

多職種で情報を共有

保健所長に引継ぎに向けた状況を説明

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

(文責 事務局 野口 幸洋)
【2019年台風19号被害】活動報告第13報PDF