2019年台風19号被害 TMAT災害医療活動報告

令和元年 10 月 27 日 17:30

第 14 報(最終)

10 月 26 日
【長野県・長野市】
本日も北部スポーツレクリエーションパークで活動し、撤収に向けた引き継ぎ事項をすべて終了させた。個別案件として、避難所生活にストレスを感じる母と子供の対応は日赤心のケアチームと情報共有し、今後数日間に渡り日赤がケアすることとなった。また、服薬の自己管理ができない避難者に関しては 1 週間の内服カレンダーを手作りで作成した。確認に関しては福祉チームに引き継ぎをした。その他、サイズのあった靴がなく困っている避難者がいたため、TMAT より靴を提供した。仮設住宅に関してはまだ不明な点が多く時期未定となっており避難所の長期化が懸念されるが、医療的要素は避難所からでも受診できている状況である。避難者の中には家族支援が乏しい介護保険未加入の方もおられ、今後は地域包括への早期の橋渡しが必要であるため、関係者と情報共有し、対応を依頼した。
同避難所での活動は、本日にて全ての業務を終了。
また、本日で村上看護師の活動が終了。新幹線と飛行機を乗り継いで帰路についた。明日朝、メンバー全員で保健所での医療調整会議に参加し、活動報告を行った後全ての活動を終了する予定。

●本日の活動メンバー
村上 智哉 看護師(札幌東徳洲会病院)※本日で活動終了
油江 まき 看護師(福岡徳洲会病院)
安藤 洋幸 看護師(庄内余目病院)
川原 優佳 看護師(四街道徳洲会病院)
栁澤 修平 看護師(四街道徳洲会病院)

内服カレンダーの説明・設置

長野第2陣メンバー

10 月 27 日
【長野県・長野市】
第 2 陣メンバーで、8:30 から保健所での代表者ミーティングに参加。ミーテイング終了後に事務局の阪木が合流し、保健所長へ活動終了の挨拶と、北部スポーツレクリエーションパークでの全活動報告書と派遣者のリストを提出。その後、北部スポーツレクリエーションパークへ移動。北部スポーツレクリエーションパーク管理者 である村井様へ撤退のご挨拶を行い、同様に全活動報告書と派遣者リスとを提出した。
日赤奉仕団をはじめとする、ボランティアの方、避難者の皆さんへも TMAT の活動終了、撤退のご挨拶を行って、北部スポーツレクリエーションパークを後にした。たくさんの方から、暖かい拍手や、ご挨拶をいただいた。

帰路に着く前に、千曲川氾濫地域である穂保地区を巡回。被害の状況を再度確認。大量の災害ゴミや各家での作業が続いており、回復には時間がかかりそうな様子が見受けられた。
15 時長野駅へ到着。TMAT の活動は終了となり、それぞれの帰路についた。

●本日の活動メンバー
油江 まき 看護師(福岡徳洲会病院)
安藤 洋幸 看護師(庄内余目病院)
川原 優佳 看護師(四街道徳洲会病院)
栁澤 修平 看護師(四街道徳洲会病院)
阪木 志帆 TMAT 事務局 (一般社団法人徳洲会)

これをもちまして、台風19号災害支援活動を終了いたします。ご協力頂きました医療機関の皆様、またご支援頂きました皆様、誠にありがとうごいました。今後ともTMAT に対するご支援ご協力何卒よろしくお願いいたします。

保健所長へ活動報告書を提出

北スポ管理者へ活動報告

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

(文責 事務局 野口 幸洋)
【2019年台風19号被害】活動報告第14報PDF