2023トルコ南東部地震 TMAT災害医療活動報告

2023年2月13日  14:00

第6報

2月12日(以下全て現地時間)
6:30頃

第1陣6名がイスタンブール空港に到着。本地震の救援隊対応として、航空会社関係者が国際線から国内線までアテンドをしてくれた。

8:00頃

先遣隊3名は活動サイトのあるオスマニエへ出発。

9:00頃

先遣隊3名オスマニエの活動サイト到着。オスマニエ活動サイトですでに活動する協力者や地元医師たちと今後の運営について協議。TMATの活動に際し、使用する医薬品については内服を含めてトルコの物を使って欲しいと指示あり。またすでに診療を行っているチームの情報だと、1日に来る患者は約250名。そのうち5%程度は地震により負傷した外傷の感染創の患者がくるという。なお、オスマニエの活動サイトでは、オスマニエ災害対策本部内にTMAT物資を毎日保管・管理することとしている。
そのため毎日オスマニエ災害対策本部に立ち寄り、現地関係者との打ち合わせ、荷物を受け取ったのち、活動サイトに向かう流れになる。

11:00頃

第1陣6名イスタンブール出発。機内で通訳4名と合流。
※通訳は先遣隊上田事務員の伝手により、トルコ語・日本語の通訳が出来る方は4名調整。イスタンブール在住のため、第1陣とともにアダナに移動しTMATの活動を支援してくれることとなった。

12:30頃

第1陣6名と通訳4名がアダナ到着。アダナの宿舎に個人の荷物を置き、オスマニエに向かう。

16:00頃

第1陣6名と通訳4名がオスマニエ活動サイトに到着。先遣隊3名と合流。現地協力者への挨拶を行い、明日からの診療に向けて診療所の体制を確認。

17:00頃

隊員9名と通訳4名はオスマニエ活動サイトからアダナに向けて出発。

18:30頃 

EMTCCリーダー会議をオンラインで出席(坂元、鈴木)。活動チームの紹介と、MDS報告に関する説明あり。

19:00頃

先遣隊・第1陣・通訳でミーティングを実施。先遣隊から今までの活動の流れを報告し、現地での注意事項などを共有。明日は7:40にアダナを出発し、オスマニエ災害対策本部にて現地責任医師と合流、活動サイトに向かう予定。なお、先遣隊3名はその後、ガザネテップなど震源地近くの被害の大きい地域の調査も行うこととした。
先遣隊、本隊全員の健康状態は良好です。現地時間13日からは本格的に診療活動が始まる予定です。
引き続きご支援ご協力よろしくお願いいたします。

TMAT持参医療品の確認

先遣隊・本隊・通訳のTMATチーム

なお、TMATでは今回のトルコ南東部地震支援に関するクラウドファンディングを開始しています。ぜひご協力いただきたいとともに、皆様のお知り合いにもお知らせいただけると幸いです。
TMAT トルコ南東部地震支援クラウドファンディング

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局 野口 幸洋
【2023トルコ南東部地震】活動報告第6報PDF