令和6年能登半島地震 TMAT災害医療活動報告

2024年1月7日 7:00

第5報

1月6日
夜間帯

本日より福祉避難所にナースステーションを設置。
診療は3名救急搬送対応と、1名脱水等あり補液加療を行った。
オムツ対応やトイレ介助が頻回のため対応が必要。
小児の救急搬送対応、廊下で待機していると血圧測定希望などで声掛けられる場面あり、3Fから階段を降りてきて声をかけられる場面もみられた。

5:30頃

震度5強の余震発生。
安全確認のため、臨時で施設内外の巡回を実施。

7:00

チームミーティングを実施
夜間業務報告と一日の隊員の流れの確認
・今後、地震の揺れがひどい際は避難所の巡回を行い、安全確認を実施。
夜の暗い時間帯は基本的に男性がヘルメットを被り車中泊の方の確認などの安全確認行う。
・トランシーバーの管理と衛星電話の使用方法について再確認

7:30

保健医療調整本部にてDMAT、その他チームとミーティング。
本日の避難所巡回への経路は通行可能とのこと。
コロナ患者発生の報告があったため、巡回時にはPPEを着用して対応予定。

8:00

今朝輪島病院へ搬送された患者が避難所に戻ってこられるもコロナ陽性診断のため、避難所内に発熱者療養スペースを作成する。
環境整備開始 トイレ清掃から行う。

9:00~13:00

・DMATよりアセスメントを依頼された光浦集会所を巡回
・福祉避難所:日常生活支援
・3階コロナ患者部屋を作成。現在2名おり、うち一名は家族
・トイレ清掃、手指衛生、ゾーニング

13:00頃

福祉避難所内でOT、DVT予防のためラジオ体操を実施。
2階避難所ゾーニング:メインエリア、キッズルーム、ペットルーム

15:30

ゾーニング終了

巡回診療:坂元医師、山根看護師、東看護師、小林救急救命士の4名
光浦集会所へ巡回診療

18:00

輪島消防 緊急巡診察

20:00頃

保健医療調整本部にてDMATとその他チームとミーティング。
避難所内では、ポーターブルトイレを搬入。福祉避難所に2台設置し、ゾーニングを実施。

21:00 活動終了

本日の診療数:40名(地震のよる外傷処置、高血圧、脱水、感冒、頭痛などの対応)昨日の再診も複数名あり。
本日は3名搬送をおこなった。(熱性痙攣、意識障害、下痢嘔吐3名)
避難所内にて発熱者が増加傾向にあるため、水分補給の声掛けを行う。

明日出発予定の本隊第1陣は石川県内が雪の予報のため、積雪による通行止めが予想される。
道路状況を鑑み、現地入りについては明日の現地状況を見て判断する予定。

なお、令和6年能登半島地震 TMAT支援活動のクラウドファンディングを開始しています。
ご支援ご協力をお願いいたします。

TMAT 令和6年能登半島地震クラウドファンディング

TMAT令和6年能登半島地震クラウドファンディング



事務局担当
野口 幸洋(NPO法人TMAT 事務局長 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO法人TMAT 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局 野口 幸洋

【令和6年能登半島地震】活動報告第5報PDF