2026年8月24日 21:00
第27報
■ 災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、避難者の健康管理、感染対策、環境整備、関係機関との連携・調整を行っている。8月24日は、避難所内の健康チェックを継続するとともに、八代市立第二中学校のリハビリ・介護支援ニーズを確認し、JRAT・DWATへの支援要請を行った。また、今後の医療不在を見据え、YMCA職員へのBLS講習を実施するなど、避難所運営の地域・関係団体への移行に向けた支援を進めた。
■ 行動経過・活動実績(2026年8月24日)
【日中活動(午前帯)】
09:00
避難所全体ミーティングに出席し、前日までの状況と本日の活動予定を共有した。
09:15
大川看護師、久保山看護師がYMCA、日本赤十字社、DWAT等によるリーダー会議に出席し、今後の各団体の活動方針について情報共有した。
10:00
各団体で協力し、避難者の健康チェックラウンドを実施。感染保護中の避難者1名の健康状態を確認し、あわせて1・2階の環境整備および換気を実施した。
10:15
リハビリ対応について相談を受け、久保山看護師、リハビリ協会職員、熊本南病院職員が八代市立第二中学校を訪問。現地の災害支援ナースと避難者・要介助者の情報を共有した。リハビリ支援が必要と判断し、会議で報告のうえJRATへ支援要請を行った。また、介護者の人員不足について相談を受け、DWATへの支援要請も行った。
11:15
避難者の健康管理・感染対策・環境整備等の健康チェックラウンドの結果をTMAT、日本赤十字社、熊本南病院、保健師で共有し、避難所内の課題を確認した。
【日中活動(午後帯)】
13:00
大川看護師、山本看護師、小西看護師が保健所主催の保健医療福祉調整現地本部会議に出席した。
13:30
午前中に有症状者として共有されていた避難者に38.3℃の発熱を認めた。日本赤十字社医師、笠川看護師が感染症検査を実施し陰性を確認したが、発熱後24時間以内で偽陰性の可能性も考慮し、タクシーで熊本総合病院を受診した。避難所へ戻る可能性を想定し、感染隔離室を準備した。翌日、経過を含め情報共有する予定。
14:00
YMCAより、TMATおよび医療者の撤収に伴いBLS講習を実施してほしいとの依頼があり、日本赤十字社と協議のうえ模型を準備。久保山看護師、池之上看護師、日本赤十字社看護師が共同し、YMCA職員へBLS講習を実施した。
15:00
大川看護師、久保山看護師がケースカンファレンスに参加した。
15:30
避難所全体ミーティングに出席し、八代市立第二中学校の現状、周辺医療機関が抱える課題、避難所の入浴時間・環境、支援困難者への対応等について共有・協議した。
17:00
大川看護師、池之上看護師、渡辺薬剤師が八代市役所での避難所会議に参加した。
18:30
関係各所へ挨拶し、本日の活動を終了した。
本日は救急要請なし。医療機関受診1名。
本日は、避難者の健康チェックと環境整備を継続しながら、活動縮小後を見据えた支援体制の移行を進めた。今後も有症状者の経過、八代市立第二中学校への専門チーム介入状況、大アリーナ天井修理に伴う運営変更等を確認し、必要な支援を関係機関へ確実につないでいく。

[簡易検査を行う笠川看護師]

[BLS講習を行う久保山看護師]
事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)
文責 事務局 野口 幸洋





