2026年8月6日  21:00

第9報

災害概要

7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナ救護所での診療・巡回に加え、日本赤十字社、JRAT、DWAT、モバイルファーマシー、行政等の関係機関と連携し、周辺避難所への巡回診療、感染症・熱中症対策、避難環境の整備に取り組んでいる。

 

行動経過・活動実績(202685日夜〜86日)

【夕診・当直帯(20:00~8:30)】 

当直メンバー:久保看護師、佐藤看護師、成田薬剤師 

20:00 新たに来所した避難者2名の受け入れを行い、家族との合流後、避難スペースへ案内した。夜間は施設内外の巡回および車中泊者の状況確認を実施した。生活環境に関する事案については、八代市および警察と連携し、避難所の安全確保に努めた。早朝には、体調不良を訴える避難者の健康状態を確認し、必要時の医療機関受診について案内した。また、日奈久小学校避難所からの健康相談にも対応し、状態変化時の受診および救急要請について助言した。

08:00 震度4の余震発生後、久保看護師、佐藤看護師、成田薬剤師が施設内を巡回し、避難者の安全確認を行った。

08:30 TMATミーティングにて夜間活動の申し送りを実施した。        

 

【朝ミーティング・日中活動(8:30~12:00)】

朝のTMATミーティングでは、夜間の診療・巡回体制、地震発生時の避難および安否確認方法、診療環境、車両・資機材管理等について確認した。

09:50 日本赤十字社チームと合同で救護所診療を開始した。

10:00 岩切理学療法士がJRATと打ち合わせを行い、リハビリ支援の対象者および今後の支援体制について情報共有を行った。

11:15 合田医師、佐藤看護師、成田薬剤師、日赤医師1名、日赤看護師1名が八代市立第二中学校避難所を巡回した。熱中症が疑われる避難者や持参薬が不足している避難者等に対応するとともに、避難環境を確認し、冷風機や扇風機の追加設置を関係機関へ依頼した。

12:00 午前診療を終了し、9名を診察した。

【午後帯(12:00~18:00)】

13:00 合田医師、佐藤看護師、成田薬剤師が保健医療福祉調整会議へ参加した。感染症対応、地域医療機関の診療状況、防犯体制、医薬品供給、リハビリ支援体制等について情報共有を行った。                                 15:00 避難者の身体活動を促すため、ラジオ体操を実施した。

15:00松本看護師、横尾救急救命士が鏡クリニックを訪問し活動に必要な物品を受領した。 

17:00 施設職員、TMAT、DWAT、モバイルファーマシー等による施設内ミーティングを実施した。感染症・熱中症対策、避難所内の環境整備、診療記録の管理、巡回活動および今後の支援体制について確認した。

 

活動実績

本日は合計24名を診察した。内訳は、八代トヨオカ地建アリーナ救護所19名(午前9名、午後10名)、八代市立第二中学校避難所5名であった。地震に伴う外傷患者は減少傾向にあり、避難生活の長期化に伴う熱中症、持参薬不足、慢性疾患の増悪、生活環境の変化に伴う体調不良への対応が中心となっている。引き続き、関係機関と連携しながら、避難者の健康管理、感染症・熱中症予防および避難環境の改善に取り組んでいる。

■今後の予定

避難所内の感染症・熱中症対策を継続するとともに、救護所診療や周辺避難所への巡回を通じて、避難者の体調変化を早期に把握する。今後も行政および関係支援団体と連携し、避難生活の長期化を見据えた継続的な医療・生活支援を実施する。

 

事務局担当

野口 幸洋(NPO法人TMAT事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)

阪木 志帆(NPO法人TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)

浅野 京香(NPO法人TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳州会病院)

文責 事務局 野口 幸洋