2026年8月18日 21:00
第21報
■ 災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、救護所診療、夜間対応、感染対応、避難者の健康管理・環境整備を実施している。
8月18日は、医療支援体制の縮小・撤退を見据え、要配慮者のスクリーニング、感染対応の引き継ぎ調整、DVTフォローを実施した。
行動経過・活動実績(2026年8月18日)
【夜勤帯(8月17日夜~18日)】
夜勤者:川﨑看護師、橋本薬剤師
夜勤帯は、立ちくらみを訴えた避難者に水分摂取を促し経過観察とした。また、咳と37.4℃の微熱を認めた避難者についても状態を確認し、経過観察とした。
【日中活動】
リーダー:佐野看護師
【アリーナ支援・健康管理:川﨑看護師、西嵜看護師、熊本南病院看護師3名、午後:中野医師・三浦臨床検査技師が合流】
午前(8:30~12:00)
・アリーナ内の要配慮者について、今後の支援体制に伴いスクリーニングを実施した。
・ラジオ体操に合わせてアリーナ内の窓を開放し、換気を実施。あわせて健康チェックを継続した。
午後(13:00~17:00)
・熊本南病院看護師と要支援者のスクリーニング結果を共有し、今後の対応および引き継ぎ先について協議した。
【救護所診療:中野医師、原看護師】
・午前の診療は0名、午後は3名を診療。診療内容は内科系3件、外科系は0件であった。
【感染対応:中世古看護師】
・DICT(災害時感染制御チーム)の訪問を受け、感染対応の運営や今後の業務について熊本県と協議。保護解除者の部屋移動、新規保護受け入れに備えた環境整備を実施した。
・午後は感染対応フローについて協議し、資料を作成。感染症陽性者の退院後の受け入れ対応についても調整した。
【ロジスティクス・本部調整】
・日報・調整会議資料、掲示用タイムスケジュール、八代トヨオカ地建アリーナ内の人数把握表の改訂版を作成、J-SPEED入力を実施した。
・弾性ストッキングを配布した方、およびDVT(深部静脈血栓症)の可能性があるとされた方にモバイルエコーを用いて三浦臨床検査技師、中野医師はDVT検査を実施した。また、DVTで受診した方の薬剤確認や、薬剤の使用期限に関する相談に橋本薬剤師が対応した。
・12:30、15:00の余震発生、館内ラウンドを行い問題なし。8月19日から午前診療終了、8月21日から全診療終了予定を周知した。
本日は午後3名を診療し、健康チェック、要配慮者のスクリーニング、感染対応、DVTフォローを継続した。医療支援体制の地元医療機関への引継ぎを見据え、熊本南病院、DICT、熊本県等と引き継ぎ調整を実施。8月19日から午前診療、8月21日から避難所救護所内での診療を終了予定であり、地域医療・関係機関への円滑な移行を進める。
また、本日は赤澤亮正 経済産業大臣が避難所を訪問され、避難所内の状況や支援活動を視察された。訪問時には、TMAT事務局長より活動状況について説明を行った。

[避難者のDVTスクリーニングを行う中野医師と三浦臨床検査技師]

[避難者の健康状態の観察、聞き取りを行う高木看護師]

[赤澤経済産業大臣、視察関係者へ避難所の支援状況を説明する野口事務局長と中野医師]

[避難所マップを見ながら要配慮者を確認する西嵜看護師]
事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)
文責 事務局 野口 幸洋





