2026年8月19日  21:00

第22報

■ 災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、救護所診療、夜間対応、感染対応、避難者の健康管理・環境整備を実施している。
8月日は、医療支援体制の縮小・撤退を見据え、要配慮者のスクリーニング、感染対応の引き継ぎ調整、DVTフォロー、薬剤管理等を実施した。

行動経過・活動実績(2026年8月19日)
【夜勤帯(8月18日夜~19日)】
夜勤者:髙木看護師、三浦臨床検査技師

夜勤帯は、新規感染者の受け入れ先および必要物資の調整を行い、健康福祉課と翌日以降の対応について協議した。18:40頃の余震後に館内ラウンドを実施し、問題は認めなかった。

【日中活動】
リーダー:佐野看護師
【アリーナ支援・健康管理:川﨑看護師、西嵜看護師、熊本南病院看護師3名/午後:中野医師、原看護師が合流】
午前(8:30~12:00)

・新規感染者とその家族への対応を行った。
・アリーナ内の要配慮者について、今後の支援体制に伴いスクリーニングを実施した。
・ラジオ体操に合わせてアリーナ内の窓を開放し換気を実施。熊本南病院看護師3名と、避難者の運動促進に向けた今後の取り組みについて協議した。

午後(13001700

・熊本南病院看護師と要支援者のスクリーニング結果を共有し、今後の対応・引き継ぎ先について協議した。あわせて、引き継ぎ用の要支援者データを整理した。

【救護所診療:中野医師、原看護師】

・午前診療なし、午後2名を診療した。診療内容は外科系1件、内科系1件であった。

【感染対応:中世古看護師、原看護師】

・新規感染者の受け入れ体制についてDICTと協議し、病院退院後の受け入れ対応を調整した。
・午後は感染対応について協議し、引き継ぎ資料を作成した。感染者の退院後受け入れ対応を継続するとともに、隔離部屋拡大に向けた区画整理をDICTと検討した。

【ロジスティクス・本部調整】
・日報・調整会議資料を作成し、アリーナ避難者の薬剤確認およびインスリン使用者の確認を実施した。
・前日のDVTラウンドで不在だった避難者を対象にフォローを実施し、冷所保管中の避難者の薬剤を確認した。J-SPEED入力も継続した。
・13:00から保健医療福祉調整会議に参加。感染予防の手指衛生・換気に関するポスターを作成し、避難者への注意喚起を進めた。

本日は午後2名を診療し、要配慮者のスクリーニング、感染対応、DVTフォロー、薬剤確認を継続した。午前診療終了後の縮小体制のなか、熊本南病院、DICT、行政等と撤退後の支援・感染対応の引き継ぎを進めた。8月21日の救護所診療終了に向け、地域医療・関係機関へ円滑に移行できるよう調整を継続する。

 

[避難者の薬剤を確認する橋本薬剤師]

[日本赤十字社スタッフと今後の避難所支援について情報共有する佐野看護師]

 

事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)

文責 事務局 野口 幸洋