11月15日
5:30頃
昨日、オルモックで一夜を過ごした高力隊長はじめ5名の先遣隊は、6:00頃(現地時間5:00)タナウアンに向けて出発した。タナウアンに到着後、アメリカチームより申し送りを受け、午前にも診療活動を開始する予定。なお、タナウアンの通信状態は一般携帯電話の使用ができないため衛星電話での定期報告といたします。
昨日の大雨から変わり、本日の天気は回復している模様です。
また、隊員5名の健康状態は良好です。
9:45頃
メンバー5名は9:45頃、無事タナウアンに到着した。昨日まで活動していたアメリカチームは既に撤収しており、新たなチームが入っている模様。現在そのチームと活動について調整中である。
10:00頃
タナウアンに到着したTMATチームは10:00頃(現地時間9:00頃)診療活動を開始した。昨晩から新たに入ったアメリカチームと合同での診療を行っている。患者の数は非常に多いとのこと。また、予定していた同地区の宿営地は使用が困難になったため(アメリカチームが継続利用するため)、車両継続チャーターしオルモックを拠点としてピストンでの活動を行う方向で調整をしている。
衛星電話の感度は良好。
また、日本の報道では治安問題が大きく取り上げられているが、現地メンバーの報告では今まで危険を感じるような治安の悪化はないとのことである。
診療活動が開始されたため、今後も診療に関する定期報告を行ってまいります。
13:00頃
タナウアンで診療開始したTMATチームは13:00(現地時間)に午前中の診療を終了しました。午前中の診療では、34名の外傷(大半は座滅創)の患者であった。また感染症の感染症の患者も多数みられた。診療を行っているホールは2階建で1階は地元医師を中心に内科診療、2階はTMATとアメリカのメディカルチームの合同で診療を行いました。ただし現在アメリカチームは医師はおらず、看護師十数名で活動をしているためTMAT髙力隊長を中心とした活動が展開された。日曜日にはアメリカチームの医師団が合流する予定。
TMATチームは、午後も同様に外傷患者を中心に診療を行う予定。
今後も診療に関する定期報告を行ってまいります。
17:00頃
午後の部の診療も予定通り2階の診療スペースにて活動を行った。午後は11名の外傷患者(挫滅創が大半)の診療を行い本日の診療を終了した。台風通過からすでに7日が経過しているが、一度も診ていない外傷患者多いのが特徴だった。オルモックへの移動時間を考え、日の暮れる前(安全面を考慮)に移動できるよう現地時間16:00(日本時間17:00)にはタヌアワンを出発した。
17:30頃
TMAT本部では16日出発予定の第1陣を下記メンバーに決定した。
池原 康一 医師/隊長 中部徳洲会病院
中山 文彦 医師 松原徳洲会病院
村上 楽 医師 徳之島徳洲会病院
佐藤 哲也 看護師 湘南藤沢徳洲会病院
濱田 達也 看護師 湘南藤沢徳洲会病院
吉松 栄作 事務 沖永良部徳洲会病院
以上6名
上記メンバーは11月16日(土)14:25成田空港発セブ行(PR433便)で出発、翌17日(日)5:00セブ発タクロバン行(PR2981便)にてタクロバン入りする予定。
19:30頃
タナウアンを出たメンバー5名は19:30頃、無事宿営地であるオルモックに到着した。明日は5:30(現地時間4:30)に出発し、本日同様のタナウアンで診療を継続する予定。
また、毎朝8:00よりタクロバンにて医療チームクラスターミーティングが行われているが、オルモックに宿営地を置き、さらに医師1名で活動しているため参加ができていない。本日午後よりタクロバンの公園にて診療所を設営し診療活動を開始したJDR(国際緊急援助隊)に依頼し、明日のクラスターミーティングでTMATの報告を行って頂くことの了承を得られた。
明日もご支援よろしくお願いいたします。
事務局担当
河内 順 (湘南鎌倉総合病院)
野口 幸洋 (四街道徳洲会病院)
大橋 慶太 (中沢病院)
宇野 謹子 (四街道徳洲会病院)
(文責 事務局 野口 幸洋)