10月28日(金)
15:00(現地時間9:00)
本日の活動を開始。本日も訪問診療を行う。
16:50
地震による死者570人、負傷者2500人以上との報道あり。
19:00(現地時間13:00)
エルジシュの西にあるカラタブクを訪問。 現地の学校を借りて仮設の診療所として診療を開始した。 カラタブクは地震による建物の倒壊等直接の被害はなかったものの、大きな揺れを感じ負傷者が出ている状況であった。住民は建物が倒壊する可能性があることに強い不安を感じ屋外で生活をしている。 国内からの支援は医療・物資共に殆ど届いておらず不足している模様。
23:30(現地時間17:30)
カラタブクでの診療を終了し宿営地へ向けて出発した。本日は男性20名・女性32名の合計52名の診療を行った。診療科別の内訳は内科13名・外科9名・小児科30名で、1名下肢の切創があり縫合を施行した。隊員の健康状態は皆問題なし。
現在行っている巡回診療は、地元クルド人の有力者の協力のもと点在する村々を回って行っている。今回の震災では小さい村々も被災しており、家屋がつぶれ生活条件が悪化する中、 さらに気象条件の悪化も重なり体調を崩す人が出てきていると思われる。
宗教上の関係か、女性・子供の大半は自宅で暮らしており、外出することが少ないようである。その為、子供・女性の診療数が多くなる傾向があり、我々TMATの出向く医療の必要性をここでも感じている。
明日も巡回診療を行う予定であるが、この3日間の巡回診療で多くの村を回る事になり、 第二陣の派遣は不要と考えている。我々第一陣も明日の活動で終了となると思われる。
(文責 TMAT事務局 齋藤一真/橋爪慶人)