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11:00

TMATチームは4日の活動を開始した。本日の診療予定は以下の通り。

午前 當麻医師、中村看護師、浅野看護師、鑓水ロジの4名は巡回診療へ向かい、残りのメンバーはテント内診療所にて継続して診療を行う予定。

23:00

4日 活動報告

巡回診療

當麻医師、中村看護師、浅野看護師、鑓水ロジはベースキャンプそばの山岳地にあるコーダリに向かい、5名の診療を実施した。初診が2名いたが、いずれも軽傷の処置と背部痛であった。他3名は再診の処置を行った。(午前)

テント内診療

現地時間8時30分より開始し、午前中38名の診療を実施した。内訳は外科が

10名で再診を含め創処置が中心。内科は28名で感冒、胃腸炎が中心であった。またその中に2名のメンタルケアの患者がいた。仮設テント診療では午前中合計38名であった。午後からは山岳地へ行ったメンバーも仮設テント診療へ合流し、21名の患者の診療にあたった。内訳は外科7名、内科14名であった。外科は午前同様創処置が中心であったが、関節痛などもいた。内科は同様感冒が中心で、メンタルケア2名もいた。午後からは河内医師を中心に、赤星看護師、石崎看護師は先日創処置を施工した患者のもとへ出向き、処置と家族への処置の指導を実施した。震災から9日が経ち、心のケアが増加傾向にある。また外科も二時処置の診療などの再診が中心で、感冒や胃腸炎などの内科系疾患が増加傾向にある。仮設テント診療でも患者数の減少も見られた。

河内隊長

同地域にあるプライマリヘルケアセンター医師と面談。TMATの活動状況報告と同地域の現在の状況について情報交換を行った。このヘルスケアセンターでも無償で診療を行っているが、患者の来院は数名程度であった。TMATが活動しているテント診療所を同センター医師にみてもらうことになった。

現地時間17時診療終了後、メンバー全員で中国国境方向へ視察に向かい、現地時間19時30分、視察を終え全員ベースキャンプに戻り活動終了となった。

明日5日は診療活動最終日となります。午前中テント内診療所での活動班とカルテ・物品管理班(3名程度)に分かれ活動を行う予定。昼過ぎにはバラビセを出発し、カトマンズに向かう予定。

なお、TMATが診療を行った患者で継続的フォローが必要な方は、国際緊急援助隊医療チーム(JDR)へ引き継ぐこと了承されている。

※先遣隊村上医師は日本時間5日8時過ぎ、福岡空港へ到着。無事に帰国いたしました。

事務局担当

野口 幸洋 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)(文責 事務局野口 幸洋)

共に活動しているネパール人Bipin医師や地元看護学生らが患者から問診。TMATの診療をスムーズにしてくれている。

共に活動しているネパール人Bipin医師や地元看護学生らが患者から問診。TMATの診療をスムーズにしてくれている。

 

巡回診療では山を登って孤立した集落へ

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ソフトバンクモバイル様から無償貸与して頂いた衛星電話を活用

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地元ヘルスケアセンター医師と情報交換

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診療風景(坂元医師)

診療風景(坂元医師)

診療風景(有本看護師)

診療風景(有本看護師)

診療風景(赤星看護師)

診療風景(赤星看護師)