2026年8月25日  21:00

第28報

■ 災害概要
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」(M7.1、最大震度7)に対し、TMATは熊本県八代市にて緊急医療支援を継続している。八代トヨオカ地建アリーナを活動拠点とし、避難者の健康管理、感染対策、環境整備、関係機関との連携・調整を行っている。8月25日は、避難所内の健康チェックや感染対策(DICT助言受託・手指消毒啓発・空気清浄機設置)を強化したほか、「希望の里 たいよう」訪問による周辺避難所縮小に伴う受入体制の確認を行った。また、DVTスクリーニングや福祉用具導入など多職種連携による環境整備を推進した。

行動経過・活動実績(2026825日)
【日中活動(午前帯)】

09:00

全体ミーティングに出席し、前日までの状況・本日予定・八代市災害対策本部での協議事項を共有した。

09:30

TMATミーティングにて本日の活動予定を確認した。

10:00

大川看護師、久保山看護師らが「希望の里 たいよう」を訪問し、周辺避難所縮小に伴う施設受入規模や物資状況を確認した。小西看護師、池之上看護師、笠川看護師、山本看護師、日赤スタッフ、熊本南病院スタッフにて感染者対応等を情報共有し、保護4日目の感染症陽性患者の経過確認と環境整備・換気を実施した。

10:30

山本看護師はアリーナ内での有症状者拡大傾向を受け、DICTと連携のうえマスク着用・手指消毒啓発を強化する方針とした。
小西看護師よりYMCAへ、昼の配給時における手指消毒実施の見守りを依頼、手指消毒剤の減少量等を確認した。また、換気不良の小アリーナ中央部への簡易空気清浄機設置に向け資材調達と周辺避難者への説明を実施した。笠川看護師・渡辺薬剤師が日赤と要支援者の抽出基準を策定し抽出を行った。

12:00

山本看護師らの調整によりアリーナ内の問題点や感染予防についてDICTより助言を受託し、日赤とともに感染予防策を話し合った。

12:15

アリーナミーティング(日赤・熊本南病院・TMAT)にて午前中の実績と課題を共有した。

【日中活動(午後帯)】

13:00

健康チェックの主体実施者を日赤スタッフ・熊本南病院スタッフへ移行した。池之上看護師がDVT巡回に同行し、10名対応(血栓0名、5名に弾性ストッキング装着)した。

15:00

大川看護師、笠川看護師、小西看護師らがケースカンファレンスに参加した。渡辺薬剤師にて本隊第5陣の活動終了までのスケジュール表を作成した。また、避難者からの希望を受け、JMAT(日本医師会災害医療チーム)・JRAT等と連携し福祉用具を導入した。

15:20

小西看護師がYMCAと配膳時の手指消毒方法を再協議し、夕方より改善策を実施することとした。

15:30

全体ミーティングにて今後の避難所運用を協議し、8月26〜28日の物資移動および29日からの大アリーナ天井修理開始予定を確認した。

16:30

小西看護師・渡辺薬剤師にてアリーナ中央へ簡易空気清浄機を設置(翌日運用開始予定)し、入口付近のプライバシー保護環境を整備した。

17:30

各所挨拶を行い本日の活動を終了とした。

本日は救急要請なし。医療機関受診1名。

本日はDICT助言に基づく消毒啓発や空気清浄機設置など感染予防を推進した。今後も8月26日からの物資移動・29日からの天井修理工事に伴う変更に対応しつつ、要支援者情報の集約と確実な引き継ぎを進めていく。

 

[プライバシー保護用に通路側にパーテーションを設置する大川看護師]

[DVT予防のため弾性ストッキング着用をレクチャーする池之上看護師]

 

事務局担当
野口 幸洋(NPO 法人 TMAT 事務局長/一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO 法人 TMAT/一般社団法人徳洲会東京本部)
浅野 京香(NPO 法人 TMAT/医療法人徳洲会徳之島徳洲会病院)

文責 事務局 野口 幸洋