11月16日

5:30頃

活動中のメンバー5名は、予定通り5:30頃(現地時間4:30)宿営地となっているオルモックを出発した。昨日同様タナウアンのシティホールにて診療活動を行う予定。

なお、本日萩原コーディネータ–はオルモックに残り、物資調達を含めたロジ活動を行う。

本日も定期連絡として報告をしてまいります。

8:45頃

タナウアンに向かったメンバー4名は、8:45頃、無事活動拠点となっているシティホールへ到着した。昨日同様、アメリカチーム(本日もナースのみ)と合同で診療を開始する予定。なお、すでにホールには診療を待つ患者さんたちが待っている状態であるとのこと。

本日も衛星携帯電話にて定期報告を行っていきます。

13:00頃

タナウアンで活動中のTMATチームは午前9:00より開始した診療は、13:00に午前診療を終了した。午前の診療数は43名。全て外科系疾患で昨日同様挫滅創がほとんどであったが、重傷患者は昨日に比べ減少してきている。1階で診療をしている地元医師や看護師のチームが、手術適応の重症患者はタクロバン市内の病院へ転送する流れが確率されており昨日までは転送症例がみられたが、本日午前は転送するほどの患者はいなかった。

この後、午後の診療も継続する予定。

14:30頃

第1陣のメンバーは12:00より成田空港でブリーフィングを行い、14:25成田発PR433便にてセブ空港へ向け無事出発した。メンバーは現地時間18:45頃(日本時間19:45頃)セブ空港に到着予定。本日はセブに滞在し、明日早朝にレイテ島・タクロバンを目指す。

なお、6名での派遣を予定しておりしたが都合により5名での派遣となった。

第1陣メンバー

池原 康一 医師/隊長 中部徳洲会病院

村上 楽  医師   徳之島徳洲会病院

佐藤 哲也 看護師  湘南藤沢徳洲会病院

濱田 達也 看護師  湘南藤沢徳洲会病院

吉松 栄作 事務   沖永良部徳洲会病院

以上 5名

17:00頃

タナウアンで診療活動中のメンバーは16:30(現地時間15:30頃)本日の活動を終了した。午後からの診療は20名で全て外科系疾患であり、感染による指の切断症例や胸部骨折によるタクロバン市内病院への転送など比較的シビアな症例も含まれていいた。本日の診療数合計は63名である。

また、本日はMSF(国境なき医師師団)、韓国チーム、トルコチームが同診療所へ視察に来たが、今のところ新たなチームが加わっての活動は行われていない(合同で診療していたアメリカのナース中心のチームは継続して滞在している)。

昨日までは同診療所は軍による警護を受けていたが、全体的な治安が改善してきていることから本日途中より軍による警護がなくなったという。

この後、オルモックの宿営地に向けて出発した。

なお、明日も午前より同診療所において診療活動を行う予定であり、午前中には第1陣が合流予定。これに伴い先遣隊5名は明日昼頃タクアワンを出発し、14:00頃オルモック空港からセスナ機によりセブ島へ戻り帰国の途に付く予定である。先遣隊の5名の帰国予定は日本時間18日(月)20:00頃成田空港着の予定である。

20:00頃

タナウアンで診療活動をしているTMAT先遣隊メンバー5名は20:00頃オルモックに到着した。高力隊長からの報告によると、タナウアン出発前にTMATの活動前に診療を行っていたアメリカチームの訪問があり情報交換ができたとのこと。タクロバンを中心に被害の大きかったレイテ島東海岸の各地域で各国の医療支援が本格化してきているため、医療状況は大きく改善されているとのことであった。また、高力隊長からもタクロバン市内の病院も機能が戻り、ここからの重傷症例の転送を受け入れている旨伝えた。明日は4:00にオルモックを出発し、タクロバン空港に到着する第1陣のピックアップをしたのち、タナウアンで診療を継続する予定である。

一方、第1陣は19:45予定通りセブ空港に到着した。空港近くの宿営地にて一泊滞在し、明日17日5:20発の航空機でタクロバンを目指す。タクロバンで先遣隊と合流する予定。

明日からは第1陣の診療活動が開始される予定です。引き続きご支援よろしくお願いいたします。

事務局担当 野口 幸洋、大橋 慶太、宇野 謹子  (文責:野口幸洋)