4月17日NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は中国での調査活動を終え帰国、その帰国報告会が4月22日四街道徳洲会病院で開かれた。

報告したのは先遣隊の田川豊秋隊長(徳之島東天城クリニック 院長)とコーディーネーターの野口幸洋(四街道徳洲会病院 管理栄養士 副主任)、通訳の蔡 光縞(四街道徳洲会病院 事務職)の3人。

報告会には健康友の会会員の皆さん、消防関係者や四街道徳洲会病院の職員など45人が参加した。

まず野口隊員が青海省入りして病院を訪ね医療需要などを調査した結果を発表、続いて蔡隊員が現地の地理や内政、チベット族の風習などの状況についてまとめて発表した。

最後に田川隊長から「先遣隊の役割は現地で情報収集し、それを分析して今後の活動の判断を下すことですが、今回の2人の情報を聞くと3人の間で良く情報が共有されていたことがわかりました。私が徳之島からわざわざ飛んでこなくてもよかったのではないか」と笑いを誘いつつ、「中国の複数の病院を訪れた際“TMATだけがここまで来てくれました”と何度も言われTMATの積極的な活動は徳洲会グループ全施設と地域の方々の御協力のお陰であることを再認識しました」と報告した。

今回の調査で4000メートルの高所での活動上のリスク、中国国内の大量の医療団投入や軍の活動からTMAT本隊の出動には及ばないとの結論であったがTMATの活発な活動ぶりが際立つ報告会となった。

先遣隊メンバーの3名 右から野口隊員、田川隊長、蔡通訳

先遣隊メンバーの3名
右から野口隊員、田川隊長、蔡通訳

会場は来場者でいっぱいとなりました

会場は来場者でいっぱいとなりました

質疑応答の様子

質疑応答の様子