【 平成18年 6月 4日14:00 】

医療活動状況
12-1
全診察者 154名
MAT担当したもの 43名
診察(投薬) 10名
処置が必要なもの 33名
包交、ナートなどのほか、Colles骨折を鎮静下に整復四肢軟部組織デブリドメントなど

入院 34名
クリニックであるが屋外の雨のしのげるところにベットをおいている

負傷者の流れ
インドネシア人GP(総合内科医、タバナン県立病院)がトリアージ

→ 内科疾患であればそのまま処理
→ 外科系疾患であればTMATに

主な医療状況6月3日よりレントゲン装置稼働
単純レントゲン撮影が可能となった

今まではレントゲン使えず、診察で疑われたらギプス巻きとした。
主に石膏ギプス

援助物資のプラスチックギプス(アルケアより)を使い出しているためギプスカットに時間がかかる。

→電動ギプスカッターを要望

大腿骨幹部骨折の患者
他の病院で手術できず
Kwire、レジンなどを使った創外固定術を予定
そのための物品を準備し、6/5出発の清水Dr.に託す

コーディネート業務

12-2

第2陣無事到着
日本時間6月3日 22時30分現地到着。
ほぼ予定通り。
デンバサール経由でジョグジャカルタ空港入り。そのままクリニックに入る
途中デンパサール空港で支援物資の運搬については、サンジェナ院長よりのレターで通過

歓迎交流会
タバナン病院スタッフとの交流、第2陣の歓迎、第1陣の慰労をかね通常の夕食を少しだけバージョンアップしノンアルコールで簡単な交流会を開いた。

宮坂薬剤師が切傷
サランラップの箱の金具で、ナートするほどではなく大丈夫とのこと。極軽症です。

他の皆様、健康状態良好。現地食にもなじんでいるようです。
第2陣の皆様には、非常食のα米(水で食べれるご飯)を準備しました。

現地のラジオ放送
6月2日に、現地ラジオ放送にて、タバナン県立病院と日本の医療チームが活動しているという趣旨の放送あり(詳細は不明)、3日午前の外来は非常に混雑しました。

事務局業務6月3日 徳洲会グループ専務会議にて、現地の活動報告を行っています。
中村医師(共愛会病院 麻酔科)は、6月3日、4日東京本部で、後方支援を担当しております。現地から、リクエストされた医療器材の調達、負傷者の治療方針に関して、調整しております。

東京本部内、災害医療活動チーム中村 燈喜 医師 共愛会病院
森 孝 TMAT事務局
吉 紀三 看護師 ㈱徳洲会

(文責 事務局 共愛会病院 中村 燈喜)