【 平成18年 6月 2日 1:00 】

宮坂薬剤師現地到着

  • 第2陣先発の宮坂薬剤師が、デンパサール経由乗り換えジョグジャカルタに無事到着致しました。大量の支援物資も、現地に到着しています。
    世界各国から集まった薬剤の整理と、DI情報提供と、薬品管理・供給を主に担当して頂きます。

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医療活動状況
診察数
外来:131名(タバナンチーム・徳洲会チーム・PATIチーム総計)
入院:27名(タバナンチーム・徳洲会チーム)

徳洲会チーム:
入院ガーゼ交換10名
外来 処置8名 診察3名
手術 虫垂切除術(河内医師)、脛・腓骨骨折観血的整復術(村山医師)

インドネシアの診察体制
インドネシアでは医師は、まず6年のGP(総合診療)を経験します。その後、各科専門医(スペシャリスト)になりたい医師は、勉強をさらに進めていきます。しかし、多くの医師はGPのまま経験を深めていきます。そして、初療は、まずGPで、その後、スペシャリストが必要な時にだけコンサルト(紹介)することになります。

私たち活動するこのクリニックでも同様の診療体制を用いているみたいです。 まずは、GP(Patiチーム)が診察します。その上で必要に応じて徳洲会チームにコンサルトがくるような体制のようです。今日の昼も131名の診察は、主にGP(Patiチーム)が行い、当方の術後や外科系の負傷者は徳洲会が担当することになります。 今日の夜間の診療体制も同様で、主にPatiチームが初療。その上で外科系のものは当方へコンサルトがきます。外傷系のものはまずはGade(グデェ)先生が診て、必要に応じて私たちが呼ばれることになります。

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6月3日以降の診療活動
タバナン県立病院の災害医療チームは一時撤退。
WestJawa災害医療チームが来ることになっているようです。

⇒医師7名、看護師23名で既にクリニックの横でテントを広げて活動している。半分のメンバーは、この近でMobileClinicしているとのこと。

*明日からレントゲンが使用可能となる予定
*血液検査も可能とのこと、ただしCBC他、BUN、Crなど

コーディネート業務

  • JICA/JRDを視察
    富岡先生にご挨拶をし、情報交換をしました。
    バントゥル全体として、医療チームは充足しはじめ、病院機能も回復し始めている。
  • インフォメーションセンター
    被災直後の訪問と異なり、落ち着いている状況。物資もほとんどなく、被災地に提供され、スタッフの状況も落ち着いていました。
    インフォメーションセンター前のグランドに仮設住宅の建設が始まった。
  • RSU PANEMBAHAN SENNOPATI
    インフォメーションセンター近くの総合病院、現地で最初に訪れて面談した病院。
    入院者は若干廊下にまだいるものの、ほとんど治療は終了模様。韓国チーム(KEMAT)も活動場所を探しに視察に訪れていました。
仮設住宅の建設地

仮設住宅の建設地

第2陣出発
・第2陣メンバー(6月3日出国)

加計呂麻徳洲会診療所 松尾 敏明 医師(内科・感染症)
八尾徳洲会総合病院 當麻 俊彦 医師(整形外科)
千葉西総合病院 梅原 香代子 看護師
鹿児島徳洲会病院 中村 幸司 看護師

*清水先生(札幌)は、6月5日出国予定です。
*宮坂薬剤師は、萩原コーディネーターは第2陣に合流します。

GA881便 11:00 成田空港発  17:15 デンパサール着
GA255便 18:50 デンパサール発 19:00 ジョグジャカルタ着

写真左から、松尾医師・當麻医師・梅原看護師・中村看護師

写真左から、松尾医師・當麻医師・梅原看護師・中村看護師

*現地からの要望により、下記の支援物資を輸送致しました。

ガーゼ類、消毒薬、被覆材、ギプス類、滅菌ゴム手袋など
約70Kg。ダンボール15個。

四街道徳洲会病院、ガルーダ・インドネシア航空の皆様のお力添え頂いております。
ご協力、ありがとう御座いました。

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(文責 事務局 ㈱徳洲会 吉 紀三)