インドネシア スラウェシ島地震 TMAT災害医療活動報告

平成 30 年 10 月 5 日 AM5:00

第 3 報

10 月 3 日
8:00 頃
船上より定期報告あり(2 日 17 時に警察船にてマカッサルを出港)。当初では本日午前に到着する予定であったが、大幅に遅れているとのこと。携帯電話は所々で使用でき、通信不良の場合は衛星電話が活用可能。

17:00 頃
船上より定期報告あり。本日中の到着は難しく。到着は明日(4 日)になる模様。3 名の健康状態は良好である。

18:00 頃
現在先遣隊が移動中で、現時点において被災地地域の状況確認ができていない。追加派遣(先遣隊第 2 班)により十分な評価を行うことが必要だと判断し、今後の活動を考慮し追加派遣を決定。10 月 4 日(木)夜出発に出発することを決定した

10 月 4 日
10:00 頃
先遣隊 3 名を乗せた船は、現在パル市の港までたどり着いているが、支援を目的とした大型船が待機している状態で下船待ちをしている状況である。本日午後には下船できる見込みである。

18:00 頃
先遣隊 3 名はようやくパルに到着した。パルには多くの船舶が支援等を目的に入っており、限られた港で下船の順番に時間を要したためである。メンバーはその後、ムスリム大学のチームと一緒に Undata病院という病院へ向かった。そこで、岡山に拠点がある NPO 法人AMDA のインドネシア支部のメンバー等面会した。彼らは、もうひとつ Anutapura 病院という病院でも支援をしており、生活拠点もそこに置いているという。その後、Anutapura 病院へ移動し、TMATもこの病院を滞在拠点とすることとした。病院は軍により警備されており、敷地内(屋外)にテントを張り多くの患者がいる状況である。病院はジェネレーターにより電気が使用できている。

20:00 頃
先遣隊 3 名は今後の活動について協議。Anutapura 病院を滞在拠点として活動し、第 2 班の受け入れ準備を行うこととした。

23:00 頃
先遣隊第 2 班 3 名が出発。メンバーとスケジュールは以下である。

髙力俊策医師/隊長(湘南藤沢徳洲会病院/副院長)
※フィリピンハイエン台風支援、ネパール地震等で先遣隊隊長
合田祥悟医師(札幌東徳洲会病院)
奥野明看護師(羽生総合病院)

10 月 4 日(木)
GA9351 羽田 23:30 発 ジャカルタ 5:05 着(10 月 5 日)

10 月 5 日(金)
GA642 ジャカルタ 7:15 発 マカッサル 10:45 着
GA608 マカッサル 13:55 発 パル 15:15 着

第 2 班はパル到着後先遣隊と合流し、今後の活動について協議する予定。
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左から 合田医師、髙力医師、奥野看護師

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先遣隊、パルに到着

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パル市内。津波による被害が甚大。

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阿部 真也 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

(文責 事務局 野口 幸洋)
【インドネシア スラウェシ島地震】活動報告第3報PDF