インドネシア スラウェシ島地震 TMAT災害医療活動報告
平成 30 年 10 月 3 日 10:00
第 2 報
10 月 2 日
7:00 頃
本日の活動を開始し、まずは在マカッサル日本総領事館を訪問。所長である宮川氏と面談を行う予定。先遣隊 3 名の体調は良好。
8:00 頃
総領事館より航空会社へ確認したところ、搭乗予定の飛行機がキャンセルになったとの情報。在マカッサル総領事館の所長のご厚意によりパル市へ現地入りしている AMDA(岡山に拠点があるNPO 法人。TMAT とはハイチハリケーン災害やロヒンギャ難民支援等で協力に関係にある)の支部長をご紹介いただいた。さらに同支部長より、 University of muslim Indonesia team (UMIT)のワビット教授を紹介され、同大学を訪問することとなった。
10:00 頃
ワビット教授と面談。本日午後に同チームが警察船にてパルに向かうため同乗にて向かうことを提案された。現時点でのパルへのフライトが不安定。船の安全性を確認したうえで、同チームに同行して船に同乗することを決定。船は夕刻出港し、明日午前中にパルに到着予定。また、現地ではインドネシア軍が移送をしてくださり、UNDATA hospital palu に向かうようになっている。
右から二番目 在マカッサル日本総領事館宮川所長
12:00 頃
これまでに死者数 1203 人、被災地に 6 万人近くの人が避難生活を余儀なくされているとの報道がなされる。
14:00 頃
警察船出発予定の港へ到着。大型船で TMAT には船内の個室を用意していただいた。また、政府関係者も同乗するとのことであり、船内で情報交換を行う予定。
現地到着後、UNDATA hospital Pale に向かう予定で、同院前の前には多くの遺体がある との情報。
船内でムスリム大学チームのメンバーと
17:00 頃
パルに向けて出港。同乗者たちとの情報共有を行い、衛星電話にて定期連絡を取ることとした。
22:00 頃
移動中の船上より定期報告あり。順調に移動中であるとのこと。なお、海上であるがこの場所では携帯電話の使用が可能であった。本日の報告はこれを最後とし、活動終了となった。
なお、昨日インドネシア政府が海外からの支援について受入れを表明したため、同国に対する支援申請が開始され、本日 TMAT も同申請を提出した。
事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阿部 真也 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
(文責 事務局 野口 幸洋)
【インドネシア スラウェシ島地震】活動報告第2報PDF