2019年台風19号被害 TMAT災害医療活動報告

令和元年 10 月 17 日 23:30

第 5 報

10 月 17 日
【長野県被害調査 湘南藤沢チーム・大阪チーム・本隊第 1 陣】
7:00 頃
避難所内にてラジオ体操を行った。本日も北部スポーツ・レクリエーションパーク(以降、北スポ)にて活動を行う。

10:30 頃
同避難所にはNPO 法人の支援により子供の託児所支援が行われている。同避難所利用者以外の子供も集まっており、感染症のリスクを回避するための検温、消毒等も提案。また、同託児所で怪我をした子供も数名発生したため、管理方法について保健所のミーティングで提案、報告することとした。

10:45 頃
長野本隊第 1 陣の湘南鎌倉メンバーの 5 名が東京本部で事務局野口より現地情報のブリーフィングを受け、同院救急車両にて長野へ向けて出発。

12:00 頃
湘南藤沢チーム(佐藤看護師、鵜澤救命士)が本日をもって活動を終了。救急車両にて藤沢へ向けて出発する。

14:30 頃 /span>
本隊残り 2 名が 12 時半頃にブリーフィングを終え、新幹線にて東京を出発した。

16:00 頃
湘南鎌倉チームが長野へ到着。道中、通行止めエリアであった碓氷軽井沢は現在も通行止めであり下道におり、迂回して長野市へ入った。時田医師は鈴木医師と合流して保健所での県と市の合同ミーティングに参加、他メンバーは長野駅にて新幹線にて到着した 2 人と合流してから避難所へ向かう。

17:30 頃
湘南藤沢チームが同院へ到着。

18:00 頃
ミーティングを終えた鈴木医師、時田医師が北スポ避難所へ戻る。戻り次第チームでミーティングを行う。

20:00 頃
先遣隊より本隊へ引継ぎを終え、本隊は本日宿舎へ宿泊する。当直は大阪チームが担当となる。

本日の北スポでの活動は、体育館ストーブの灯油入れや公衆衛生活動、高齢者への介助を実施した。また、避難者のリスト作成をすることを避難所管理者に提案した。

【宮城県・福島県被害調査 羽生チーム】
8:00 頃
浦部医師、奥野看護師が大河原町庁舎ミーティングに参加。その後のエリアミーティングを行う。

8:30 頃
仙台病院チームが丸森小に到着。

13:00 頃
宮城本隊第 1 陣が東京本部で事務局野口よりブリーフィングを受け、東京を出発。車両にて宮城県丸森町へ向かう。同刻頃に丸森小体育館の清掃が終了。これから段ボールベッドの設置に入る。

15:00 頃
段ボールベッドの設置が完了。荷物と共に別室へ避難している避難者を順次体育館へ誘導、その際に土足禁止の貼り紙の設置とその説明を行う。また、朝のミーティングで県保健師に提案をしていたペットぼゲージが届いた。

17:00 頃
浦部医師、奥野看護師、大河原町庁舎ミーティングに参加。ミーティングでは災害救助法 10 月 25 日迄との報告があった。今後災害処方箋のルールを作っていく予定とのこと。また浦部医師よりクロージングプランについて介護、衛生環境面から医療ニーズがあり介入の継続性が必要であるとの報告をした。災害支援看護師の派遣も必要性も提案。宮城県保健師からも同様の報告がなされた。

18:00 頃
宮城本隊第 1 陣が丸森小へ到着。

20:00 頃
仙台病院チームが本日の活動を終えて帰院する。

20:00 頃
丸森小学校にて、回転性めまいにより体調不良を訴えた緊急患者出たため、浦部医師が対応した。本日は、浦部医師、奥野看護師、菊池看護師の 3 名が避難所に夜間滞在することとなった。

21:30 頃
丸森小内で合同ミーティングを行う。本日の情報共有と明日のスケジュールについて確認した。仙南保健所の活動拠点本部は、20 日を目途に終了、日本赤十字も 23 日で活動を終了するとのこと。

22:00 頃
仙台病院チームが同院到着。本日は浦部医師と奥野看護師が避難所へ滞在し、段ボールベッド設置に伴い転落リスクあり危険回避目的で避難者観察強化、北海道行政にも見回り連携を依頼し協力体制で巡回をする。

仙台徳洲会病院には引き続き継続的に支援を頂きます。
なお、明日 18 日は TMAT 福島理事長が丸森小学校避難所に入り視察を行う予定である。

北スポ 浅野ラジオ体操

長野・宮城本隊 第 1 陣メンバー

丸森小 土足禁止の張り紙作成

丸森小 清掃と段ボールベッドの設置

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

(文責 事務局 野口 幸洋)
【2019年台風19号被害】活動報告第5報PDF